[マドリード 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は26日、ユーロ圏のインフレのすそ野がますます拡大しており、経済成長が鈍化しているとの認識を示した。
副総裁は会議で「第3・四半期と第4・四半期は大幅な減速が見られ、成長率がゼロ近辺になる可能性がある」と述べた。
次の利上げがどの程度の幅になるかの手掛かりを示さなかったものの、今後の行動は「データ次第」とし、インフレ圧力はこのところ強まっていると述べた。
市場では現在、10月の利上げ幅予測が50ベーシスポイント(bp)と75bpで割れており、その後は来春まで会合ごとの利上げが見込まれている。