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英中銀、ストレステストの景気低迷シナリオ公表 経済5%縮小も

発行済 2022-09-26 19:44
更新済 2022-09-26 23:18
© Reuters. イングランド銀行(英中央銀行)は、銀行の年次「ストレステスト(健全性審査)」の一環として、景気低迷シナリオを公表した。8月撮影。(2022年 ロイター/Maja Smiejkowska/File Photo)

© Reuters. イングランド銀行(英中央銀行)は、銀行の年次「ストレステスト(健全性審査)」の一環として、景気低迷シナリオを公表した。8月撮影。(2022年 ロイター/Maja Smiejkowska/File Photo)

[ロンドン 26日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は26日、銀行の年次「ストレステスト(健全性審査)」の一環として、景気低迷シナリオを公表した。世界的な金利上昇に対する銀行の対応力や市場のショックに対するリテール部門の耐性などが審査される見込みだ。

声明で「ストレスシナリオは、英国および世界の双方にとって世界金融危機よりも厳しいものだ」とした。

英国だけでなく世界的な金利上昇に対する耐性が確認されるのは初めて。対象となるのはHSBCホールディングス、バークレイズ、スタンダード・チャータード(スタンチャート)、ロイズ・バンキング・グループ、ナットウエスト、サンタンデール、ヴァージン・マネー、ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーの8金融機関。

© Reuters. イングランド銀行(英中央銀行)は、銀行の年次「ストレステスト(健全性審査)」の一環として、景気低迷シナリオを公表した。8月撮影。(2022年 ロイター/Maja Smiejkowska/File Photo)

シナリオテストでは英中銀の経済見通しよりも悪化する状況が想定されており、2022年6月末からの5年間をカバー。英中銀の政策金利(バンクレート)が来年初めに6%まで上昇し、国内経済が5%縮小するほか、住宅価格が31%下落するとの想定が盛り込まれた。

英中銀によると、今回のストレステストでは銀行のリテール部門単独の審査を初めて実施する。また不祥事に関するストレステストも別途実施される。

ストレステストの結果は2023年半ばに公表される予定。

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