[27日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は27日、連邦準備理事会(FRB)当局者はインフレを抑制するために必要なことを行うという決意で団結しており、金融市場もそれを理解していると述べた。
WSJライブのインタビューで「われわれは物価の安定を取り戻すことにコミットしている」とした上で、米経済や物価上昇圧力に及ぼす利上げの効果に時間がかかることを考慮すると「前倒しでやりすぎるリスクもあることも認識している」と指摘。その上で「われわれは適切かつ積極的なペースで動いていると考えている」とした。
また「経済は今、多くの複雑なシグナルを送っている」とし、基調的なインフレ率が低下に向かっているという「説得力のある証拠を確認するまでは金融引き締めを続ける必要がある。そして、われわれが十分対処したかどうかを確認するために一時停止して待ち、引き締め効果を経済に浸透させる必要がある」とした。
FRBは経済の「ソフトランディング」を実現したいが、その結果はFRBがコントロールできない供給面の動向次第と言及。ただ、いずれにせよFRBはインフレを引き下げるために必要なことを行うとした。