[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカンリフ副総裁は市場の安定化を目的とした英中銀の一時的な国債買い入れについて、市場機能へのリスクが落ち着いた時点で市場の状況と買い入れ規模を評価した上で巻き戻す方針を明らかにした。
議会の財務委員会に宛てた書簡が6日公表された。同委員会のストライド委員長は、中銀が「異例の」措置に踏み切った理由と、金融政策に及ぼし得る影響について説明を求めていた。
カンリフ副総裁は書簡で「購入プログラムが完了し、市場機能に対するリスクが落ち着いたと中銀が判断した時点で、円滑で秩序だった方法で買い入れを巻き戻す」とし「方法は買い入れの規模、買い入れ期間中の市場の状況、買い入れ終了時の市場の状況に左右される」と説明した。
英中銀は9月28日、国債利回りの急上昇を抑えるため、残存期間20年超の国債を10月14日まで最大650億ポンド買い入れると発表した。