[6日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は6日、連邦準備理事会(FRB)にはインフレ抑制に向け「もっとやるべきことがある」とし、積極的な利上げを一時停止するのは「かなり先」と述べた。
会議で、基調的なインフレが低下しているという証拠が出るまでは利上げの一時停止に賛成しかねると指摘。インフレがピークに達したという証拠は「ほとんどない」とした。
FRBによる連続大幅利上げによって、為替市場では大半の主要通貨がドルに対し下落。米株式市場をはじめ、世界の株式市場も乱高下する状況となっている。
カシュカリ総裁は、投資家が高金利環境に適応する過程で金融市場に「亀裂」が生じる可能性があるとしつつも、FRBが市場を救済するために金融政策スタンスを転換するハードルは「非常に高い」と述べた。