[ジャカルタ 21日 ロイター] - インドネシア中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁は21日の議会公聴会で、国内の金融引き締めの影響もあり、来年の経済成長率が4.37%に鈍化する可能性があると述べた。
中銀は2022年の経済成長率について、4.5─5.3%の上限に傾いているとの予測を維持している。
総裁はまた、総合インフレ率については22年末が6.11%、23年末が3.61%という見通しを示した。総裁の説明によると、22年のインフレ率は今月3日時点の中銀予測。総裁は先週、年末時点の総合インフレ率の中銀予想は5.6%としていた。
総裁は数字が異なる理由を説明しておらず、中銀の広報官からは今のところコメントを得られていない。
インドネシアの10月の総合インフレ率は前年比5.71%に低下したものの、7年ぶり高水準となった9月の5.95%に近い状態を維持した。
中銀のインフレ率目標は2─4%。