[プラハ 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は14日、インフレ圧力抑制に向け従来の想定より長期の利上げが必要になる可能性を改めて示した。
同氏は9日、現在の想定よりも長期にわたり利上げが必要になる可能性があるとし、これまでの利上げの効果を判断するのは最も早くて9月との見方を示していた。
スロバキアのニュースサイト「HN Online.SK」のインタビューでその発言に触れ、「利上げを決定する会合が今後もあり、追加の利上げを行うと確信している」と述べた。
「ファンダメンタルズを考えれば、私も50ベーシスポイント(bp)引き上げに満足」としながらも、通常の利上げ幅である25bpにするなら「当初考えていたよりも長く利上げを続ける可能性があることになる」と述べた。
ECBは今月初め、4日の理事会で追加利上げを決定したが、これまでの50bpから25bpに減速した。