
[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は1日、ユーロ圏のインフレ率は依然として高すぎると指摘し、これまでの利上げの効果が出ていることを示す材料が増えていても一段の引き締めが必要との見解を示した。
講演で「現在インフレ率は高すぎ、あまりにも長く高止まりしそうだ。われわれはインフレ率を2%の中期目標までタイミングよく引き下げる決意だ」と表明した。
「そのためこれまでで最も速いペースで利上げを実施した」とし、金利を十分に制限的な水準にするためにやるべきことがまだあると明確にしてきたと語った。
ECBは昨年7月から合計375ベーシスポイント(bp)の利上げを実施し、6月の追加利上げを示唆している。
ラガルド氏は、一連の利上げがすでに銀行金利を「強力に」押し上げており、さらに相当の引き締めが見込まれるが、ECBは政策の伝達がどれほど強くなるのか確信がないとした。「したがってインフレ率が適切に目標に回帰しそうだと確信できるまで、利上げサイクルを継続する必要がある」と述べた。
この日発表されたユーロ圏の5月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比6.1%上昇と、前月の7.0%上昇から鈍化。コアインフレ率も予想以上に低下し、一部エコノミストからはECBの引き締め余地はあまり残されていないとの見方が出ている。
ただ、コアインフレ率は低下したとはいえ5.3%でECBの目標を大きく上回っている。
ラガルド氏は「基調インフレがピークに達したという明確な証拠はない」とし「ユーロ圏の労働市場はタイトだ。労働者はかなりの賃金交渉力を持ち、それを行使し始めている」と指摘した。
本当に%USER_NAME%をブロックしたいですか。
ブロックすると、あなたと%USER_NAME%はお互いのInvesting.comへの投稿を見ることができなくなります。
%USER_NAME%は無事ブロックリストに追加されました
この人のブロックを解除したばかりなので、再度ブロックするには48時間待つ必要があります。
このコメントについて下記のように感じます
ありがとうございます!
報告は、確認のため管理担当に送られました
意見を投稿する
他のユーザーと交流したり、あなたの見通しを他の人と共有したり、筆者に質問するにはコメントを使うことをお勧めします。
我々みんなが高いレベルの議論を維持するために以下の事を心に留めてください。
スパムや乱用の加害者は、サイトから削除され、Investing.comの裁量により今後の登録が禁じます。