[ドバイ 3日 ロイター] - リヤド銀行が3日発表した9月のサウジアラビア非石油部門の購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は57.2で、11カ月ぶり低水準だった8月の56.6から上昇した。
好不況の分かれ目となる50を大きく上回り、長期平均の56.9も再び超えた。
新規事業が急速に拡大する中、生産指数は62.8に上昇。8月は1年7カ月ぶり低水準の59.1だった。
新規受注指数も64.2と4ポイント上昇。ただ、拡大ペースは今年これまでの平均より緩やかにとどまった。
リヤド銀行のチーフエコノミスト、ナイーフ・アルガイス氏は「現在の金融政策環境から生じる困難にもかかわらず、非石油経済は成長を続けている」と指摘。非石油部門の国内総生産(GDP)は政府の開発計画「ビジョン2030」の下で進行中の改革に支えられて引き続き成長を支援し、今年5.5%を上回る伸びを維持するとの見方を示した。