Andrea Shalal
[ワシントン 23日 ロイター] - 米財務省のニーマン次官補(国際金融担当)は23日、ソブリン債務再編の案件に改善の可能性が見られるとし、より多くの脆弱な国が支援を求める見通しだと述べた。ただ、手続きの加速には一段の作業が必要だとした。
同氏は講演で、ザンビア、ガーナ、スリランカの案件がこの1年間で前進し、新たな技術的アプローチも考案されたと指摘。ガーナが今後数週間で対外債務再編について合意するとの期待を示した。
より多くの国が債務処理を要請する可能性が高いとし、その際に前進を維持できるかどうかが重要な試金石になるとの見方を示した。
その上で「われわれの最近の取り組みが、必要に応じて低中所得国を支援できるような改善された国際債務構造への動きにつながっていると期待している」と語った。