Michael S. Derby
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は29日、金融政策の引き締まりを背景に米国の経済成長率は鈍化し、インフレ率は鈍化が続くとの見通しを示した。
アトランタ地区連銀が公表した論説で「研究、データ、調査結果、そして企業関係者からの情報によれば、金融政策の引き締めとより広範な金融情勢の引き締まりが経済活動にさらに打撃を与えている」と指摘。「同時に制約的な政策の効果はまだ完全には表れていない。これが経済活動とインフレの一段の冷え込みが見られると考えるもう一つの理由だ」とした。
また、地元企業関係者からのコメントは「ディスインフレの進行と経済活動の大幅な減速を示唆している」としたほか、経済が減速しても、景気後退を示唆するほど急速な減速ではないという点でさらなる「良いニュース」もあるとした。