[ワシントン 7日 ロイター] - イエレン米財務長官は7日、ロシアの侵攻に対抗するウクライナ軍の弾薬が不足する中、ウクライナへの新たな支援を議会が承認しないことは、ロシアのプーチン大統領やイラン、その他の敵対勢力への「贈り物にほかならない」と述べた。
ワシントンで行われたドイツのハーベック経済相との会談との冒頭で、マイク・ジョンソン下院議長に対し、ウクライナに対する610億ドルの軍事・経済支援策を速やかに可決するよう再度要請。
「下院が引き延ばしを続けている間に、ロシアは勢力を拡大し、ウクライナは弾薬や物資の制限を余儀なくされている。下院は行動し、プーチン氏の侵略に直面するウクライナへの米国の支援の強さを示さなければならない。議会が行動しないことはプーチン氏やイランなど米国およびその同盟国に敵対する勢力への贈り物にほかならない」とした。