[パリ 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は13日、ECBがインフレとの戦いに勝利しているとの確信が高まっていると述べ、6月の利下げの可能性が高いことを示唆した。
ビルロワドガロー氏は仏誌JDDとのインタビューで「サプライズがなければ、6月会合で最初の利下げを決定するだろう。われわれはディスインフレへの自信を深めている」と述べた。
「金利という手段は、インフレに対する効果的な武器だ。われわれは金利を4%まで引き上げなければならなかったが、5.5%の米国よりは低い」と指摘した。
ECBは11日、主要政策金利を予想通り据え置いた上で、声明に新たな文言を盛り込み、近く利下げに踏み切る可能性を示唆した。