[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアのウォロジン下院議長は22日、米下院で凍結したロシア資産のウクライナへの移転を可能にする法案が可決されたことを受け、西側資産を差し押さえる根拠ができたと述べた。
ウォロジン氏は「米政府は欧州連合(EU)にも同様の措置をとるよう促すために法案を可決したが、これは欧州経済に壊滅的な影響を及ぼすだろう」と警告。
「ロシアは他国資産に関して釣り合いの取れた決断を下す理由がある」と語った。
同氏によると、国外で凍結されたロシア資産2800億ドルのうち、米国にあるのは50億─60億ドル程度で、2100億ユーロ(2240億ドル)はEU域内にある