ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

東京外為市場・正午=ドル119円後半で底堅い、120円台では実需の売りも散見

発行済 2015-04-23 12:21
更新済 2015-04-23 12:31
東京外為市場・正午=ドル119円後半で底堅い、120円台では実需の売りも散見

[東京 23日 ロイター] -                    ドル/円 JPY=   ユーロ/ドル EUR=   ユーロ/円 EURJPY=  正午現在   119.96/98 1.0696/00 128.32/36  午前9時現在 119.94/96 1.0723/27 128.62/66  NY午後5時 119.89/92 1.0723/26 128.59/63

正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べて、わずかにドル高/ 円安の119円後半。日経平均株価が2万円台を維持する中、朝方からじり高となり、9 日ぶりに120円台に乗せた。ただ、120円台では実需筋の売りが散見され、上値を抑 える要因になっているという。

前日、米国の株式市場と長期金利が上昇したことを受け、ドル/円は朝方から底堅さ が意識されていた。日経平均が2万円台でしっかり推移すると、じりじり値を上げ、4月 14日以来となる120円台に乗せた。

仲値に向けて120.10円まで上昇したものの、その後は伸びの勢いを欠き、正午 にかけて高値圏でもみあった。市場では「一度118円半ばを見せられているので、12 0円台にくると輸出企業からちょっとだけ売りが出る」(邦銀)との声や「統一地方選の 後半戦やTPP交渉などもあるので、一辺倒に上方向には行きづらい」(信託銀行)との 見方が出ていた。

中国の4月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.2で、3月 の49.6から低下。ロイターがまとめた市場予想(49.6)も小幅に下回ったが、外 為市場の反応は限定的だった。

<日米金融政策イベント控え動きづらいとの声も>

朝方には「米国の10年債利回りが2%にしっかり乗ってくれば、ドル高機運が高ま るかもしれない。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を来 週に控え、積極的に上がっていく展開にもなりにくい」(国内金融機関)との声が出てい た。

来週30日の日銀金融政策決定会合では、金融政策が現状維持となる可能性が指摘さ れており、市場では「追加緩和期待も高まっているという感じはそれほどない」(外為ア ナリスト)という。ただ「日銀の物価見通し下方修正の観測記事などで、ひょっとしたら あるかもしれないという見方もある」(同)とされ、注意が必要だという。

きょうは日銀の黒田東彦総裁が参院財政金融委員会に出席し、発言も伝わってきてい るが、今のところ反応は限定的となっている。

(為替マーケットチーム)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます