*13:29JST 新興市場見通し:主力やバイオ関連に投資資金流入続く、主力処の決算次第では指数一段高へ
■新興市場に投資資金が向かいやすい地合いに
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が-1.98%だったのに対して、グロース市場指数は+2.90%、グロース市場250指数は+3.30%と上昇が際立った。
トランプ関税を巡る報道によってプライム市場の大型株が翻弄されるなか、日本銀行による早期の利上げ観測が強まったことから、為替市場ではドル安円高が進行。
内需型企業が多い新興市場に投資資金が向かいやすい地合いとなり、主力株を中心に買い優勢の展開となった。
時価総額上位銘柄では、カバー (TYO:5253)が昨年来高値を更新したほか、地方自治体との提携を相次いで発表したタイミー (TYO:215A)も買われた。
日米が宇宙連携を強化と報じられたことから、アストロスケールHD (TYO:186A)は上場来安値圏から急反発した一方、ispace (TYO:9348)は売られるなど宇宙関連銘柄はまちまち。
このほか、米Gametoが卵子体外成熟技術「Fertilo」においてFDA INDクリアランスを取得と発表したことで、リプロセル (TYO:4978)に短期資金が流入するなど、バイオ関連銘柄の一角が動意付いた。
なお、3日名証ネクストに上場したバルコス (TYO:7790)の初値は、公開価格を0.1%上回る1401円。
5日グロース市場に上場した技術承継機構 (TYO:319A)の初値は、公開価格を35.0%上回る2700円となった。
■新興市場優位の地合いが続く可能性も
来週の新興市場は、足下の上昇に対する利益確定売りと見直し買いが交錯する展開を迎えそうだ。
グロース市場250指数は明確に上値抵抗だった200日移動平均線(200MA)を上回っており、トレンドは強い。
それなりに利益確定も増え、売買代金は昨年12月16日以来となる1500億円台に乗せた。
週初の東京市場は、プライム市場を中心に売り優勢でスタートしそうだが、投資家の買い意欲が強いままであれば、相対的にグロース市場はしっかりとなろう。
売り買いは交錯しそうなものの時価総額が大きい銘柄中心に堅調推移が確認できた場合、新興市場優位の地合いが続く可能性もある。
市場の関心は引き続き時価総額が大きい主力株や、値動きが大きいバイオ株、今週上場した後も強い動きを見せた技術継承機構などに向かおう。
来週は、10日にインテグラル (TYO:5842)、スカイマーク (TYO:9204)、12日にispace、弁護士ドットコム (TYO:6027)、GMOフィナンシャルゲート (TYO:4051)、ライフネット生命 (TYO:7157)、カバー、13日にトライアルHD (TYO:141A)、セーフィー (TYO:4375)、トライト (TYO:9164)、14日にジーエヌアイグループ (TYO:2160)、BuySell Technologies (TYO:7685)、ウェルスナビ (TYO:7342)が決算発表を予定している。
昨年来高値を更新したカバーが決算発表後も買われるかなど、主力銘柄の動向に注目が集まろう。
決算を材料に主力株が買われる展開となれば、グロース市場250指数が一段高し、投資家の関心は一層高まるかもしれない。
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が-1.98%だったのに対して、グロース市場指数は+2.90%、グロース市場250指数は+3.30%と上昇が際立った。
トランプ関税を巡る報道によってプライム市場の大型株が翻弄されるなか、日本銀行による早期の利上げ観測が強まったことから、為替市場ではドル安円高が進行。
内需型企業が多い新興市場に投資資金が向かいやすい地合いとなり、主力株を中心に買い優勢の展開となった。
時価総額上位銘柄では、カバー (TYO:5253)が昨年来高値を更新したほか、地方自治体との提携を相次いで発表したタイミー (TYO:215A)も買われた。
日米が宇宙連携を強化と報じられたことから、アストロスケールHD (TYO:186A)は上場来安値圏から急反発した一方、ispace (TYO:9348)は売られるなど宇宙関連銘柄はまちまち。
このほか、米Gametoが卵子体外成熟技術「Fertilo」においてFDA INDクリアランスを取得と発表したことで、リプロセル (TYO:4978)に短期資金が流入するなど、バイオ関連銘柄の一角が動意付いた。
なお、3日名証ネクストに上場したバルコス (TYO:7790)の初値は、公開価格を0.1%上回る1401円。
5日グロース市場に上場した技術承継機構 (TYO:319A)の初値は、公開価格を35.0%上回る2700円となった。
■新興市場優位の地合いが続く可能性も
来週の新興市場は、足下の上昇に対する利益確定売りと見直し買いが交錯する展開を迎えそうだ。
グロース市場250指数は明確に上値抵抗だった200日移動平均線(200MA)を上回っており、トレンドは強い。
それなりに利益確定も増え、売買代金は昨年12月16日以来となる1500億円台に乗せた。
週初の東京市場は、プライム市場を中心に売り優勢でスタートしそうだが、投資家の買い意欲が強いままであれば、相対的にグロース市場はしっかりとなろう。
売り買いは交錯しそうなものの時価総額が大きい銘柄中心に堅調推移が確認できた場合、新興市場優位の地合いが続く可能性もある。
市場の関心は引き続き時価総額が大きい主力株や、値動きが大きいバイオ株、今週上場した後も強い動きを見せた技術継承機構などに向かおう。
来週は、10日にインテグラル (TYO:5842)、スカイマーク (TYO:9204)、12日にispace、弁護士ドットコム (TYO:6027)、GMOフィナンシャルゲート (TYO:4051)、ライフネット生命 (TYO:7157)、カバー、13日にトライアルHD (TYO:141A)、セーフィー (TYO:4375)、トライト (TYO:9164)、14日にジーエヌアイグループ (TYO:2160)、BuySell Technologies (TYO:7685)、ウェルスナビ (TYO:7342)が決算発表を予定している。
昨年来高値を更新したカバーが決算発表後も買われるかなど、主力銘柄の動向に注目が集まろう。
決算を材料に主力株が買われる展開となれば、グロース市場250指数が一段高し、投資家の関心は一層高まるかもしれない。