■決算動向
(1)決算の概要
アイ・エス・ビー (T:9702)の2016年12月期第2四半期決算は、売上高6,630百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益172百万円(同88.8%増)、経常利益193百万円(同152.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益112百万円(同317.4%増)と、大幅増収増益で着地した。
期初予想対比でも、売上高こそわずかに未達だったものの、営業利益以下の各利益項目はいずれも、期初予想を大きく上回っての着地となった。
この上振れの要因について同社は、前年同期にみられた赤字案件が、今第2四半期はプロジェクト管理を強化したことにより撲滅することができた成果だとしている。
弊社では、今第2四半期においていくつかのポジティブな進捗が確認できた点で、業績数値以上に好決算であったと評価している。
前述のプロジェクト管理強化による赤字案件根絶はその1つだ。
他にも、新事業の売上目標や新規顧客獲得において、計画を上回る実績を残したことが挙げられる。
これらはここ数年同社が注力してきた経営課題であったが、ここにきてようやく結実してきたということだ。
同社は2016年12月期を土台づくりの1年と位置付け、2017年12月期に一段の飛躍を目指している、今第2四半期は土台づくりが順調に進捗していることを明確に示せた半年だったと弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
(1)決算の概要
アイ・エス・ビー (T:9702)の2016年12月期第2四半期決算は、売上高6,630百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益172百万円(同88.8%増)、経常利益193百万円(同152.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益112百万円(同317.4%増)と、大幅増収増益で着地した。
期初予想対比でも、売上高こそわずかに未達だったものの、営業利益以下の各利益項目はいずれも、期初予想を大きく上回っての着地となった。
この上振れの要因について同社は、前年同期にみられた赤字案件が、今第2四半期はプロジェクト管理を強化したことにより撲滅することができた成果だとしている。
弊社では、今第2四半期においていくつかのポジティブな進捗が確認できた点で、業績数値以上に好決算であったと評価している。
前述のプロジェクト管理強化による赤字案件根絶はその1つだ。
他にも、新事業の売上目標や新規顧客獲得において、計画を上回る実績を残したことが挙げられる。
これらはここ数年同社が注力してきた経営課題であったが、ここにきてようやく結実してきたということだ。
同社は2016年12月期を土台づくりの1年と位置付け、2017年12月期に一段の飛躍を目指している、今第2四半期は土台づくりが順調に進捗していることを明確に示せた半年だったと弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)