【小幅安となる】16450-16600円のレンジを想定=村瀬 智一
14日のNY市場はまちまち。
昨日の大幅下落を受けた反動から買いが先行。
しかし、原油安のほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げを見送るとの見方が優勢だが、利上げに踏み切った場合は米経済に悪影響を与えかねないとの懸念が根強く、利上げへの警戒感からNYダウは下げに転じている。
ダウ平均は31.98ドル安の18034.77、ナスダックは18.52ポイント高の5173.77。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の16360円。
売り優勢の展開となろうが。
ボリンジャーバンドの-1σを下回ってくることから、-2σ水準が意識されてくる。
そのため8月下旬につけた直近安値レベルが意識されてくることになり、調整基調が強まりやすい。
一目均衡表では基準線の攻防から、同線が上値抵抗として意識されているが、遅行スパンは実線を上から下に割り込んできており、下方転換シグナル発生が警戒されてくる。
価格帯別出来高では商いの膨れている16600-16700円の攻防となり、強弱感が対立しやすいところとなる。
週間形状では26週線を支持線とした16500-17000円のレンジ内での推移であり、足元、レンジ下限を窺う展開が警戒されてくる。
16450-16600円のレンジを想定。