*13:39JST 新興市場見通し：トライアルHDなど時価総額上位銘柄や宇宙関連企業の決算に注目
■グロース市場コア指数は続伸
先週から今週（4月28日-5月9日）の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が＋5.03％だったのに対して、グロース市場指数は＋2.34％、グロース市場250指数は＋2.45％。
NTTデータグループ (TYO:9613)の急騰による影響もあり、相対的に日経平均が優勢となった。
決算発表が本格化するなか、中小型株は売り買いが交錯。
一方、時価総額が大きい銘柄の一角が堅調だったことから、グロース市場コア指数は続伸、週間ベースで＋4.77％となった。
時価総額上位銘柄では、25年9月期通期業績予想の上方修正と期末配当の増額修正を発表したMTG (TYO:7806)が年初来高値を更新。
サンバイオ (TYO:4592)は、「アクーゴ脳内移植用注」の成長期待から年初来高値を更新している。
トレーディングカードゲームが好調なカバー (TYO:5253)は、4月半ばの戻り高値水準を回復。
JAXAが実施する「月-地球間通信システム開発・実証（FS）」において、KDDI (TYO:9433)と月面モバイル通信に関する調査の委託業務契約を締結したispace (TYO:9348)は、昨年3月以来の水準を回復した。
先週から今週はIPOがなかった。
4月25日に札証アンビシャスに上場したエレベーターコミュニケーションズ (TYO:353A)は、4月30日につけた1897円を安値に5営業日続伸とリバウンド基調を強めている。
一方で、4月22日にグロース市場に上場したデジタルグリッド (TYO:350A)は、調整を継続しており、5月8日には4615円まで売られ、上場来安値を更新した。
■決算を手掛かりにした日替わり的な物色か
来週の新興市場は、決算を手掛かりにした日替わり的な物色が中心となりそうだ。
テックファームHD (TYO:3625)、コラントッテ (TYO:7792)、ビジネスコーチ (TYO:9562)は9日、25年3月期業績予想の上方修正を発表している。
WASHハウス (TYO:6537)は、9日に発表した25年12月期第1四半期の営業損益が黒字に転換した。
ispaceは「ミッション2」の開発費用の大半を前期に計上したことで、26年3月期の最終赤字が縮小する見込みとなっている。
12日にはLaboro.AI (TYO:5586)、ジェノバ (TYO:5570)、豆蔵デジタルHD (TYO:202A)、インテグラル (TYO:5842)、13日にはAI inside (TYO:4488)、キャンバス (TYO:4575)、アドベンチャー (TYO:6030)、タスキHD (TYO:166A)、FinatextHD (TYO:4419)、ジーニー (TYO:6562)、トライト (TYO:9164)、バンク・オブ・イノベーション (TYO:4393)、14日にはトライアルHD (TYO:141A)、Synspective (TYO:290A)、弁護士ドットコム (TYO:6027)、ACSL (TYO:6232)、ライフネット生命保険 (TYO:7157)、AIロボティクス (TYO:247A)、15日にはフルッタフルッタ (TYO:2586)、CYBERDYNE (TYO:7779)、スカイマーク (TYO:9204)、フリー (TYO:4478)、ジーエヌアイグループ (TYO:2160)などの決算発表が予定されている。
トライアルHDやジーエヌアイグループなど、時価総額上位銘柄の決算は、機関投資家による関心も高そうだ。
そのほか、宇宙ビジネスに関連する企業への物色は根強く、ispaceやSynspective、ACSLなどの決算が注目されやすい。
決算反応によっては、Ridge-i (TYO:5572)、QPS研究所 (TYO:5595)、アストロスケールHD (TYO:186A)といった他の宇宙関連銘柄への波及も期待される。
来週はIPOの予定はない。
直近上場銘柄でリバウンドをみせているエレベーターコミュニケーションズやジグザグ (TYO:340A)、TalentX (TYO:330A)のほか、上場来高値を更新してきたパパネッツ (TYO:9388)の動向が注目されそうだ。
先週から今週（4月28日-5月9日）の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が＋5.03％だったのに対して、グロース市場指数は＋2.34％、グロース市場250指数は＋2.45％。
NTTデータグループ (TYO:9613)の急騰による影響もあり、相対的に日経平均が優勢となった。
決算発表が本格化するなか、中小型株は売り買いが交錯。
一方、時価総額が大きい銘柄の一角が堅調だったことから、グロース市場コア指数は続伸、週間ベースで＋4.77％となった。
時価総額上位銘柄では、25年9月期通期業績予想の上方修正と期末配当の増額修正を発表したMTG (TYO:7806)が年初来高値を更新。
サンバイオ (TYO:4592)は、「アクーゴ脳内移植用注」の成長期待から年初来高値を更新している。
トレーディングカードゲームが好調なカバー (TYO:5253)は、4月半ばの戻り高値水準を回復。
JAXAが実施する「月-地球間通信システム開発・実証（FS）」において、KDDI (TYO:9433)と月面モバイル通信に関する調査の委託業務契約を締結したispace (TYO:9348)は、昨年3月以来の水準を回復した。
先週から今週はIPOがなかった。
4月25日に札証アンビシャスに上場したエレベーターコミュニケーションズ (TYO:353A)は、4月30日につけた1897円を安値に5営業日続伸とリバウンド基調を強めている。
一方で、4月22日にグロース市場に上場したデジタルグリッド (TYO:350A)は、調整を継続しており、5月8日には4615円まで売られ、上場来安値を更新した。
■決算を手掛かりにした日替わり的な物色か
来週の新興市場は、決算を手掛かりにした日替わり的な物色が中心となりそうだ。
テックファームHD (TYO:3625)、コラントッテ (TYO:7792)、ビジネスコーチ (TYO:9562)は9日、25年3月期業績予想の上方修正を発表している。
WASHハウス (TYO:6537)は、9日に発表した25年12月期第1四半期の営業損益が黒字に転換した。
ispaceは「ミッション2」の開発費用の大半を前期に計上したことで、26年3月期の最終赤字が縮小する見込みとなっている。
12日にはLaboro.AI (TYO:5586)、ジェノバ (TYO:5570)、豆蔵デジタルHD (TYO:202A)、インテグラル (TYO:5842)、13日にはAI inside (TYO:4488)、キャンバス (TYO:4575)、アドベンチャー (TYO:6030)、タスキHD (TYO:166A)、FinatextHD (TYO:4419)、ジーニー (TYO:6562)、トライト (TYO:9164)、バンク・オブ・イノベーション (TYO:4393)、14日にはトライアルHD (TYO:141A)、Synspective (TYO:290A)、弁護士ドットコム (TYO:6027)、ACSL (TYO:6232)、ライフネット生命保険 (TYO:7157)、AIロボティクス (TYO:247A)、15日にはフルッタフルッタ (TYO:2586)、CYBERDYNE (TYO:7779)、スカイマーク (TYO:9204)、フリー (TYO:4478)、ジーエヌアイグループ (TYO:2160)などの決算発表が予定されている。
トライアルHDやジーエヌアイグループなど、時価総額上位銘柄の決算は、機関投資家による関心も高そうだ。
そのほか、宇宙ビジネスに関連する企業への物色は根強く、ispaceやSynspective、ACSLなどの決算が注目されやすい。
決算反応によっては、Ridge-i (TYO:5572)、QPS研究所 (TYO:5595)、アストロスケールHD (TYO:186A)といった他の宇宙関連銘柄への波及も期待される。
来週はIPOの予定はない。
直近上場銘柄でリバウンドをみせているエレベーターコミュニケーションズやジグザグ (TYO:340A)、TalentX (TYO:330A)のほか、上場来高値を更新してきたパパネッツ (TYO:9388)の動向が注目されそうだ。