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東京外為市場・15時=ドル89円半ば、ユーロ/ドルは3週間ぶり安値で下げ一服

発行済 2009-10-02 15:40
EUR/JPY
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       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 89.49/52  1.4547/52  130.15/26

正午現在   89.38/39  1.4538/40  129.93/00

午前9時現在 89.54/55  1.4513/17  129.97/00

NY17時現在 89.59/63  1.4529/33  130.28/34

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 [東京 2日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時

から小幅弱含み89円半ばで推移している。藤井財務相が「(G7では円高について自ら

は)触れない」と語ったことが伝えられて一時89.21円まで売られる場面もみられた

が、それ以外は89円半ば付近で狭いレンジ取引が続いた。ユーロ/ドルでは7カ国財務

相・中央銀行総裁会議(G7)をにらんで朝方にユーロに買いポジションを手仕舞う動き

が出て3週間ぶり安値に顔合わせしたが、売り一巡後は9月の米雇用統計を控えた様子見

ムードから動意が薄れた。

 ドル/円のきょうの値幅は89.21─89.63円の42銭レンジ。朝方から89円

半ばで小動きの推移が続いた。昼前にG7へと向かう藤井財務相が「(G7では円高につ

いて自らは)触れない」と語ったことが伝えられ、ドルは89.30円付近にあった小規

模なストップロスをつけたことから一時89.21円まで売られた。ただ、財務相発言の

内容はこれまでと変化はなく、売り一巡後は再び89円半ばでのレンジ取引に戻った。仲

値にかけて外資系銀行がドル/円を売ったことで上値が重くなった一方、下値では輸入企

業の買いが目立ったという。

 ユーロ/ドルは前日海外市場でのユーロ売りの流れを引き継ぎ、朝方に9月10日以来

約3週間ぶりの安値となる1.4502ドルに顔合わせした。1日には欧州委員会のアル

ムニア委員が「このところユーロは上昇しており、G7に向けたユーロ圏の立場を準備す

る」と語り、トリシェ欧州中銀(ECB)総裁は「為替レートの過剰なボラティリティや

無秩序な動きは経済や金融の安定にマイナスの影響を及ぼす」と述べるなど、欧州サイド

からドル安を意識したとみられる発言が相次いでいる。市場では「ユーロの買いポジショ

ンが積み上がっているため、こうした発言を受けてG7前にいったん手仕舞いの動きが出

やすくなっている」(国内銀行)との声が聞かれる。

 ただ、3日のG7のほか、きょうは9月の米雇用統計というイベントを控えて動きにく

く、ユーロ/ドルの売りは1.4502ドルで一服。その後は下げ渋って1.45ドル半

ばで値動きがレンジ取引になった。

 <米9月NFP減少数の市場予想は拡大含み>

 9月28日配信のロイター調査によると、2日発表の9月米雇用統計の非農業部門雇用

者数(NFP)は8月(21万6000人減)より減少幅が縮小し、18万人減になると

予想されている。ただ、米ゴールドマン・サックスは1日、最近の雇用関連指標が弱い数

字だったことを受け、これまで20万人と予想していた非農業部門雇用者数の減少幅を

25万人に修正した。

 市場では「新規失業保険申請者件数などが予想より悪かったことを踏まえると、非農業

部門雇用者数の減少が前月より拡大したとしても、20万人プラスマイナス5万人程度な

らそう驚きはない。減少幅が30万人を超えるようならネガティブサプライズだ」(国内

銀行)との見方がある。

 

 (ロイター日本語ニュース 松平陽子)

( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)

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