【小幅安となる】19250-19400円のレンジを想定=村瀬 智一
19日のNY市場は上昇。
景気拡大への期待を背景に投資家のリスク選好姿勢が強まっており、買い先行の展開。
しかし、トルコでのロシア大使の銃撃事件やドイツでのトラック突入事件など、地政学リスクが警戒される格好から、上げ幅を縮めている。
ダウ平均は39.65ドル高の19883.06、ナスダックは20.28ポイント高の5457.44。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の19375円。
米株高を受けてやや買いが先行するものの、地政学リスクが重しとなるほか、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとする流れから、高値圏でのこう着になりそうだ。
もっとも、このところの動きをみても、5日線が支持線として意識されており、こう着というよりも、底堅さが意識される相場展開。
ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ内での推移であり、+2σは19563円に切り上がっている。
一方で、MACDは陽転シグナルを継続しているが、やや下向きで推移しており、シグナルとの乖離が縮小してきている。
先高観が強いものの、こう着が続くようだと、いったんMACDのシグナル悪化から調整が意識されてくる。
19250-19400円のレンジを想定。