1412GMT 2日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
3日終値 前営業日終値
株 FT100 5584.51(‐133.88) 5718.39
クセトラDAX 6640.59(‐156.16) 6796.75
金 現物午後値決め 1669.25 1637.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.405 (+0.005) 0.955(0.679)
独連邦債2年物 1.060(1.012)
独連邦債10年物(9月限) 131.75 (‐0.07) 2.420(2.379)
独連邦債30年物 3.168(3.174)
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<為替> スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が予想外に政策金利の目標レンジを切
り下げたことを受け、スイスフランがドルとユーロに対して下落した。
ただ、世界的な経済成長に対する懸念がくすぶるなか、スイス中銀の措置の効果は一時
的との見方も出ている。
ドルは対スイスフラン
対円
たが、その後は0.2%安の76.94円で推移している。
<株式> ロンドン株式市場は大幅続落して引けた。世界経済の見通しに対する懸念が
広がり商品株が売られた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は4営業日続落し、終値としては8カ月ぶりの安値
となった。
今後の需要低下に対する懸念から石油株<.FTNMX0530>が売られた。
ロイヤル・ダッチ・シェル
落ちとなったことも同セクターを圧迫した。
ケアン・エナジー
かったとの発表が嫌気された。
需要懸念は金属価格および鉱山株<.FTNMX1770>も圧迫し、BHPビリトン
4.2%値下がりした。
一方で、フレスニロ
金鉱ランドゴールド・リソーシズ
欧州株式市場は続落して取引を終えた。米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非
製造業部門指数が予想を下回り、世界の経済成長に対する懸念が広がったほか、イタリア
への債務危機波及の可能性をめぐっても懸念が高まった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は21.19ポイント(2.02%)
安の1027.52と、4営業日続落。終値としては11カ月ぶりの安値を更新した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.06ポイント(1.85%)安
の2497.83。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は一時上昇したものの、結局2.2%安で取
引を終えた。
同指数は先月にギリシャに対する追加支援策が合意されて以来11.2%値下がりして
いる。
BGCパートナーズの市場アナリスト、ルイーズ・クーパー氏は「イタリアは債務を抱
えすぎている。国債利回りが6%にとどまれば、返済難に陥る可能性がある」としたうえ
で、世界経済は失速しており、イタリアなど債務を多く抱える国々の経済が成長を遂げる
のは難しいとの見解を示した。
ソシエテ・ジェネラル
世界経済をめぐる懸念から商品株が売られた。STOXX欧州600資源株指数
<.SXPP>とSTOXX欧州600石油・ガス株指数<.SXEP>はぞれぞれ3.2%低下した。
ケアン・エナジー
かったとの発表が嫌気された。
<ユーロ圏債券> ユーロ圏債務危機の深刻化が懸念されるなか、イタリア国債利回り
は6%を越えて推移した。
一方、質への逃避は継続し、独連邦債先物は一時、1年ぶり高値をつけた。
7月下旬のユーロ圏首脳会議で決定した債務危機対処に向けた取り組みでは、イタリア
への危機波及を回避できないとの懸念に加え、世界の景気減速によってユーロ圏への圧力
が高まる可能性があるとの不安が、市場のセンチメントを圧迫した。
10年物のイタリア国債
下したものの、6.10%で推移。
同スペイン国債
ウエストLBの金利ストラテジスト、マイケル・レスター氏は「スペイン、イタリア国
債の利回りが7%に乗せるか、市場は注目している」とし、「いまだその水準からは遠い
ものもの、6.50%をいったん上抜けると、利回り上昇の勢いが増すことが予想される
」と述べた。
独連邦債先物
ほぼ変わらずの131.81で清算した。
週内に予定されている米欧での主要イベントを控え、市場の圧力が和らぐ可能性は低い
と見られる。
4日は、欧州中央銀行(ECB)理事会が行われる。政策金利を1.5%に据え置くこ
とがほぼ確実視されているものの、ユーロ圏周辺国を取り巻く緊張を和らげる措置が打ち
出されることは期待されていない。
4日に実施されるスペインの国債入札も注目されている。
米国では5日、7月雇用統計が発表される。
[東京 4日 ロイター]