今週の【JASDAQ市場】9月4日~8日『地政学リスク警戒、一部テーマ株への物色も』
【10日ぶりに反落、Nutsが急落し下落率トップ】4日(月)
■概況■3418.74、-34.74
4日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って反落となった。
値上がり数は139、値下がり数は508、変わらずは46。
JASDAQ平均は売り先行で取引を開始。
その後も日経平均の下落に伴って、JASDAQ平均も一時3413.19円まで下げ幅を広げた。
後場は狭いレンジ内での推移となり、10営業日ぶりの反落で取引を終えている。
◆注目銘柄◆
リリカラ (T:)が一時179円まで急伸し、上昇率トップ。
個人投資家が同社株の大量保有報告書を提出したことが材料視された。
スパンクリート (T:)は、18年3月期の上期及び通期業績予想の上方修正が好感された。
上期営業利益見通しは従来の0.71億円から1.81億円へ、通期見通しについては1.70億円から2.80億円へとそれぞれ引き上げている。
カイカ (T:)は、仮想通貨やCOMSA関連として関心も。
北朝鮮が9月3日に6回目となる核実験を実施したことで、地政学リスクの高まりから相場全体が軟調地合いとなるなか、細谷火工 (T:)など防衛関連銘柄にも物色が向かった。
その他、システムズD (T:)、アスコット (T:)、エイケン工業 (T:)、エプコ (T:)などが上昇率上位にランクイン。
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【続落、細谷火工がストップ高】5日(火)
■概況■3351.18、-67.56
5日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続落となった。
値上がり数は83、値下がり数は585、変わらずは38。
JASDAQ平均は小幅に売り先行で取引を開始。
その後すぐにマイナスに転じると、そのまま下げ幅を広げる展開に。
後場は狭いレンジ内での推移となった。
なお、JASDAQ平均は25日線水準まで下落している。
◆注目銘柄◆
細谷火工 (T:)がストップ高で上昇率トップ。
4日午後には一部韓国メディアが北朝鮮に弾道ミサイル発射準備の動きがあると報じており、同社の他、重松製作所 (T:)や興研 (T:)など防衛関連銘柄への物色が続く展開となった。
この報道によれば、ミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の可能性があるという。
石垣食 (T:)は、相場全体の軟調地合いで低位株の一角として短期資金が向かったもよう。
フライングG (T:)は、8月既存店売上高が好感された。
アマガサ (T:)は、一時ストップ高。
決算発表が物色の手掛かり材料となったようだ。
その他、清和中央 (T:)、夢みつけ隊 (T:)、オービス (T:)、東北特殊鋼 (T:)などが上昇率上位にランクイン。
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【3日ぶりに反発、買戻しの動きもじわり】6日(水)
■概況■3363.26、+12.08
6日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って反発となった。
値上がり数は313、値下がり数は296、変わらずは87。
JASDAQ平均は売り先行で取引を開始。
しかし、寄り付き直後を安値にじりじりと下げ幅を縮め、プラスに切り返す展開となった。
JASDAQ平均は3日ぶりの反発。
◆注目銘柄◆
SEMITEC (T:)が上昇率トップ。
EV関連として短期資金が向かったとの見方も。
トミタ電機 (T:)は、18年1月期の上期及び通期予想の上方修正が材料視された。
上期の最終損益は600万円の赤字から6600万円の黒字、通期では1900万円の黒字から8000万円の黒字(前期は1.25億円の赤字)に引き上げている。
人手不足を補うための省力化投資が活発になると見込まれており、ヒーハイスト精工 (T:)などFA関連株の一角にも物色が向かった。
日特エンジニアリング (T:)はFA関連の他、EV関連としてのテーマ性からも物色されたもよう。
ハーモニック (T:)は、ロボット需要急増に対応し、産業用ロボット向け減速機の国内生産を2.5倍に増やすと一部メディアが報じたことで物色が向かった。
その他、東洋合成 (T:)、GFA (T:)、CAP (T:)、田中化研 (T:)などが上昇率上位にランクイン。
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【続伸、EV関連などに物色向かう】7日(木)
■概況■3384.70、+21.44
7日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。
値上がり数は340、値下がり数は256、変わらずは76。
米株高の流れで、JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。
しかし、引き続き北朝鮮の動向が警戒されるなか、上値を追う展開にはならず横ばいで推移。
後場に一時上げ幅を縮める場面もあったが、JASDAQ平均は大引けにかけてじりじりと上昇して取引を終えている。
◆注目銘柄◆
石垣食品 (T:)が上昇率トップ。
短期資金の関心が向かったもよう。
NF回路 (T:)は、25日線水準からのリバウンドを見せる。
フライングG (T:)は、足元の好業績と好需給で上値追いが続く。
五洋インテックス (T:)は年初来高値を更新。
SEMITEC (T:)は、前日に続きEV関連との見方から短期資金が向かったようだ。
FA関連の他、EV関連としてのテーマ性からも前日に物色された日特エンジニアリング (T:)も一時前日比205円高の4225円まで上昇、同じくEV関連として小田原エンジニアリング (T:)なども物色された。
セグエグループ (T:)は、投資信託運用会社のレオス・キャピタルワークスが同社株式の保有に係る大量保有報告書を提出したことで関心を集めた。
その他、システムズD (T:)、平山 (T:)、夢みつけ隊 (T:)、スパンクリート (T:)などが上昇率上位にランクイン。
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【反落、週末要因や北朝鮮への警戒感でマイナス転換】8日(金)
■概況■3375.35、-9.35
8日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20が反落、J-Stock Indexが小幅続伸となった。
値上がり数は226、値下がり数は367、変わらずは75。
JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。
前場は小幅ながらプラス圏での推移となっていたが、週末要因や北朝鮮への警戒感もあり、後場に入ると上げ幅を縮めマイナスに転換。
そのままじりじりと下げ幅を広げる展開となった。
◆注目銘柄◆
山王 (T:)が上昇率トップ。
1200円水準での下げ止まり感が意識されたとの声も。
菊水電子 (T:)は、EV関連として物色を集めた。
東映アニメ (T:)は、一部で業績期待が高まったもよう。
トレイダーズ (T:)は、子会社の「みんなのビットコイン」が、資金決済に関する法律の規定による仮想通貨交換業者の登録申請書を関東財務局へ提出し、受理されたと発表したことが材料視された(現時点では正式な登録を待つ段階(登録審査中))。
その他、アイケイ (T:)、ムトー精工 (T:)、クリエアナブキ (T:)、明豊エンター (T:)などが上昇率上位にランクイン。
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