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sMedio Research Memo(6):高い自己資本比率と潤沢なキャッシュ・フローで機動的M&Aにも対応

発行済 2017-10-13 15:16
更新済 2017-10-13 15:33
sMedio Research Memo(6):高い自己資本比率と潤沢なキャッシュ・フローで機動的M&Aにも対応
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■業績動向

4. 財務状況と経営指標
財務状況は良好である。
2017年12月期第2四半期末における総資産は前期末に比べ24百万円増加し2,190百万円となった。
主な内訳を見ると、流動資産が現預金の増加131百万円、原材料及び貯蔵品の減少81百万円などで前期末比49百万円の増加、流動負債がその他流動負債の増加73百万円などで前期末比81百万円の増加、固定負債が長期借入金の返済による減少62百万円などで前期末比67百万円の減少、などとなっている。


2017年12月期第2四半期末でsMedio (T:3913)の自己資本比率は75.9%となっている。
内部留保が厚く、自己資本のうち約9割が現預金残高で手元資金は潤沢である。
ロイヤリティ収入が主体のため、売掛金残高も比較的少ない。
前期第3四半期でライセンス費用の前払いに充当するため、約3.7億円の長期借入を行い、その残高が残っているが、着実に返済が進んでいる。
借入は機動的なM&Aのために手元現預金を確保することと、為替差損の縮小などの目的で行っており、一時的なものと考えられる。
また、今後は新規事業開発に注力することで、M&Aによる投資や受託開発部分の売掛金の増加も想定されるが、全体のバランスシート上では影響は軽微と思われる。


また、前年同期は税金等調整前四半期純損失1百万円だったのが黒字転換(37百万円)したこと、前払いロイヤリティの消化で棚卸資産が減少したこと、海外子会社で一時的な預り金が発生したことなどで、営業キャッシュ・フローが242百万円の黒字となった。
このため、第2四半期決算後の8月に自己株取得(1億5千万円)を手元資金で充当している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

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