上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
大引け 2348.516 3.729高 625.3億元(上海A株)
高値 2412.376
安値 2323.412
前場終値 2361.585 16.798高 379.9億元(上海A株)
寄り付き 2401.738 56.951高
前営業日終値 2344.787 14.433安 398.1億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
大引け 18141.59 430.53高 836.0億香港ドル
高値 18456.16
安値 18041.70
前場終値 18287.94 576.88高 436.0億香港ドル
寄り付き 18441.87 730.81高
前営業日終値 17711.06 4.05高 603.6億香港ドル
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[上海/香港 11日 ロイター] 11日の中国株式市場は小反発で取引を終えた。
中国工商銀行<601398.SS>が1.5%上昇するなど、銀行株は堅調だったが、新たな資源
税が嫌気され、石炭株は売られた。
上海総合指数<.SSEC>は、3.729ポイント(0.16%)高の2348.516で
引けた。
中国政府は、原油・天然ガスの国内販売に対する資源税を11月から全国規模で導入し、
コークス用炭とレアアースも課税対象とする方針を示した。
石炭大手の神華能源<601088.SS>が4%以上下落した。
トムソン・ロイター・スターマインによると、中国工商銀行<1398.HK> <601398.SS>は、
株価純資産倍率(PBR)で1.5倍、今後1年間の利益をベースにした株価収益率
(PER)では6倍の水準で推移。どちらの投資指標でみても、上場株式の中で最もバリ
ュエーションが割安な銘柄となっている。
中央匯金投資による4大国有銀行株購入は市場のセンチメント改善に寄与したが、アナ
リストらは、2010年以降で約30%下落した相場を上向かせるには不十分との見方を
示す。同ファンドが3年前に同様の株式取得を行った時と比べると、今回の市場の反応は
かなり抑制されている。
香港株式市場は、大幅に続伸した。中国の政府系ファンド(SWF)の国内投資部門で
ある中央匯金投資が10日に、4大国有銀行株の取得を開始したことが好感され、金融株
が上昇をけん引した。ただエネルギー株が軟調となったため、相場は一時の高値圏からは
押し戻された。
ハンセン指数<.HSI>は、430.53ポイント(2.43%)高の1万8141.59。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は、387.79ポイント(4.37%)
高の9257.34で終了した。
銀行株で上昇率トップは、中国農業銀行<1288.HK>の12.8%高。
エネルギー株は弱含んだ。中国政府は、原油と天然ガスの国内販売に対する地方税を、
国全体に広げるほか、課税の対象にコークス用炭も含める方針を発表した。ペトロチャイ
ナ<0857.HK>は1.7%下落した。
中国の自動車メーカー、長城汽車<2333.HK>は9.3%上昇した。同社幹部はロイター
に、2011年の販売台数目標達成に自信を示した。