(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4234.05(‐111.88)
前営業日終値 4345.93(+ 65.07)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 4693.40(‐146.06)
前営業日終値 4839.46(+ 1.98)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3123.25(‐98.02)
前営業日終値 3221.27(+27.21)
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<ロンドン株式市場> 大幅下落。商品(コモディティ)価格の下落を受け鉱山・石油
メジャー株が売られた。
スイスの資源大手エクストラータ
リカン
FT100種総合株価指数<.FTSE>は4月29日以来の安値で引けた。月初からでは
4.2%安となっている。
アングロ・アメリカンは4.6%高。競合エクストラータによる合併提案が実現すれば、
時価ベースで680億ドル規模の企業となる。
エクストラータは6.7%安。
ロンミンは8.1%安。エクストラータが合併提案に絡み、24.9%のロンミン株を
売却する可能性があるとの思惑が圧迫した。
商品価格の下落を受け、その他の鉱山株も安い。BHPビリトン
ン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
ス
ドル高を背景に石油価格が67ドル近くまで下落したことで、石油・ガス株も売られた。
ロイヤル・ダッチ・シェル
6.1%値下がりした。
キャピタル・スプレッズのセールス部門代表アンガス・キャンベル氏は「石油価格が下
落したことで株式が軟調となった」と述べ、イランの政情不安も市場心理を冷やした可能
性があると指摘した。
フレスニロ
撤回した。
銀行株はおおむね下落した。バークレイズ
チャータード
ロイズ・バンキング・グループ
<欧州株式市場> 大幅安。指数は5週間ぶり水準に低下した。原油や金属価格が値下
がりするなか資源株に売りが出た。世界銀行が大半の主要国の経済見通しを下方修正した
ことも圧迫材料となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は24.41ポイント(2.83%)
安の837.22。5月中旬以来の低水準で、約2カ月ぶりの大幅な値下がりとなった。
ただ3月上旬につけた安値からは30%戻している。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は75.49ポイント(3.10%)安
の2359.28。
原油価格が約4%安となるなかエネルギー株が下落。レプソル
景気回復に対する警戒感から金融株もさえず。ソシエテ・ジェネラル
ィクシス
世界銀行は、世界経済見通しについて、引き続き不透明感が非常に強いとし、大半の主
要国の2009年成長率見通しを下方修正。前例のない拡大的な金融・財政政策が景気回
復後にも継続された場合、将来の政策に悪影響を与えるとし、出口戦略について各国政府
に慎重になるよう求めた。
KBC証券の首席エコノミスト、Luc Van Hecka氏は「相場が再度大幅に調整すること
はないと思われるが、短期的には引き続き振れの大きい展開が見込まれる」と語った。
[東京 23日 ロイター]