40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

後場に注目すべき3つのポイント~日米通商協議・首脳会談控え上値は追いにくい

発行済 2018-09-21 12:37
更新済 2018-09-21 12:40
後場に注目すべき3つのポイント~日米通商協議・首脳会談控え上値は追いにくい
21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


・日経平均は6日続伸、日米通商協議・首脳会談控え上値は追いにくい
・ドル・円はじり高、日本株高で円売り進行
・値上がり寄与トップは京セラ (T:6971)、同2位はソフトバンクG (T:9984)

■日経平均は6日続伸、日米通商協議・首脳会談控え上値は追いにくい

日経平均は6日続伸。
118.42円高の23793.35円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えている。


20日の米国市場でNYダウは251ドル高と3日続伸し、およそ8カ月ぶりに最高値を更新した。
米中貿易摩擦に対する過度な懸念が後退したほか、週間新規失業保険申請件数の減少や9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数の予想上振れで米経済の堅調さが示され、投資家心理が上向いた。
米長期金利の上昇とともに円相場は1ドル112円台半ばまで下落し、本日の日経平均は米株高や円安を好感して173円高からスタートした。
朝方に一時23864.04円(189.11円高)まで上昇すると利益確定の売りが出て伸び悩んだが、結局3ケタの上昇を維持して前場を折り返した。


個別では、三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)といったメガバンク株やソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)などがしっかり。
東海カーボ (T:5301)やコマツ (T:6301)は3%超、昭電工 (T:4004)は5%近く上昇した。
コマツは米同業キャタピラーの株価上昇が刺激材料になったとみられる。
創業家が保有株を売却意向と報じられたスルガ銀 (T:8358)は10%高。
また、生体認証会社との資本業務提携を発表したUbicom (T:3937)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)が2%安となったほか、任天堂 (T:7974)、東エレク (T:8035)、ファーストリテ (T:9983)もさえない。
株式売出しの受渡日となる朝日インテック (T:7747)は商いを伴って2%超の下落。
アルプス電 (T:6770)や花王 (T:4452)も下げが目立った。
セクターでは、保険業、水産・農林業、海運業などが上昇率上位。
半面、金属製品、その他製品など5業種が下落した。


米株高や円安を好感して日経平均は6日続伸している。
前日投開票された自民党総裁選で安倍首相が3選を決め、金融緩和策の継続や経済対策への期待の高まりも相場を押し上げているようだ。
また、米中貿易摩擦により日本企業が相対的に優位になるといった見方や、米追加関税で同国のインフレ圧力が高まり、為替が円安・ドル高に振れやすくなるといった見方から海外投資家が日本株に買いを入れているといった観測もある。
総裁選通過による材料出尽くし感が広がった場面でも大きな押し目は作らず、堅調推移となっている。

しかし、日米通商協議(FFR)が24日、日米首脳会談が26日開催となり、3連休とともに外交上の重要イベントを控えて積極的に上値を追いにくい状況でもあるだろう。
トランプ米大統領が自動車などの輸出制限や円安是正で日本に対する圧力を強めてくるようであれば、海外投資家が期待する日本企業の優位性も薄まる可能性がある。
9月の中間期末を前に買い戻しの動きは続いているが、目先の利益を確定する売りも出て、後場の日経平均はこう着感の強い展開となりそうだ。



■ドル・円はじり高、日本株高で円売り進行

21日午前の東京外為市場でドル・円はじり高。
前日欧米市場のドル買い地合いが続くなか、日本株高を背景に円売りが進んだ。


ドル・円は、前日海外市場で上値抵抗線として機能していた112円50銭を上抜けたことで、ドル買いの流れが本日アジア市場でも続く。
日経平均株価の連騰期待の円売りもあり、ドルは112円70銭付近に上昇。


ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株高継続を意識した円売りに振れやすい。
一方、上海総合指数はマイナス圏で推移しており、3連休を前に調整のドル売りの手がかりとなりそうだ。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円43銭から112円70銭、ユーロ・円は132円41銭から132円80銭、ユーロ・ドルは1.1774ドルから1.1784ドルで推移した。



■後場のチェック銘柄

・Ubicomホールディングス (T:3937)やナガオカ (T:6239)など、4銘柄がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップは京セラ (T:6971)、同2位はソフトバンクG (T:9984)


■経済指標・要人発言

【経済指標】

・日・8月消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.9%(予想:+0.9%、7月:+0.8%)


☆後場の注目スケジュール☆


・16:30 独・9月製造業PMI速報値(予想:55.7、8月:55.9)
・16:30 独・9月サービス業PMI速報値(予想:55.0、8月:55.0)
・16:30 独・9月総合PMI速報値(予想:55.4、8月:55.6)

<HH>

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます