9月30日の期限が迫っていた米国とカナダの貿易交渉は、米国時間深夜に合意した。交渉の難航が伝えられていたため、NAFTAからカナダが外れメキシコとのみの2国間協定で進むと思われていたが、急転直下の妥結となった。
ロイター通信によると、日本との交渉にも参考になる自動車に関しては、25%の関税を米国がかけるにしても260万台以上ということになり、現状が200万台ということを考えればカナダには安心な内容となっている。カナダは国内酪農市場向け輸入でも譲歩を見せ、決裂を避けた。
このニュースにより、USD/CADは大きく下落し、午後2時11分で0.49%安の1.2847となっている。