米ドルの上昇は落ち着いたが、木曜日現在まだインデックスでは1年半近くの高値圏である。強い米国の経済指標や米国連邦準備理事会(FRB)の利上げの見通しの中、米国国債の利回り急騰を受け、ドルは上昇基調である。
米ドルインデックス は、8月20日以来の高値である95.78をつけた後、日本時間16時43分には95.57となっている。
水曜日の米ISM非製造業景況指数は、米国のサービス業は21年間中最も高い水準であり、ADP雇用統計は7ヶ月間中もっとも早いペースで雇用が創出されていることが分かった。
このように好調な経済指標に加え、水曜日にパウエルFRB議長は、米国経済が成長している上で中立金利以上に利上げを想定していることを語っている。
「金利はいまだ緩和的であり、段階的に中立金利に向かっていく」とジェローム・パウエルFRB議長は述べた。
10年債の利回りは、強い経済指標や利上げのコメントを背景に7年間の高値に達した。
水曜日、イタリアの財政赤字が削減するという計画が報道されたためユーロは最初上昇していた。
しかし、ユーロはドルに対し、1年半ぶりの安値をつけている。 EUR/USDは水曜日、0.61%下落後1.1477となっている。
ドルは日本円に対して下落している。USD/JPYは、11ヶ月ぶりの高値114.53を記録後、0.26%下落し114.23となっている。
ポンドはドルに対して上昇している。 GBP/USDは、3週間半の安値1.2921を付けた後、0.21%高で1.2968となっている。