最近の米国経済指標の堅調な動きが、年末以降の連邦準備制度理事会による緩やかな利上げの予想を支えていることから、ドルは他の主要通貨に対して高かった。
ドルインデックスは、先週6週間ぶりの高値である95.78をつけた後、午後5時時点で0.18%上昇して95.48となった。
労働省はハリケーン・フローレンスの影響により9月の雇用数が急激に低下したものの、失業率はほぼ50年間で最低レベルまで下がったと発表した。
金融政策の引き締め予想によって先週米国債の価格は急落し、 米国10年債利回り は7年ぶりの高値をつけた。米国債利回りの上昇は、他の主要な通貨に対するドルの上昇を助けた。
祝日によって日本の金融市場と米国債券市場は休場となり、流動性が低いために月曜日は動きが鈍化している。
USD / JPYは2017年11月以来の114.52という最高値をつけた後、113.80となっている。
ユーロは先週の1.5ヶ月ぶりの安値に戻ったが、 EUR / USDは0.20%下落して1.1501となった。
イタリア政府の支出計画が債務危機のもう一つの局面を引き起こす可能性があるとの懸念の中で、ユーロは安いままになっている。
ポンドは、EUからの離脱の前に英国とどのような合意をするかについて不確実性が継続的にある中、 GBP / USDは0.42%安の1.3062、 EUR / GBPは0.19%高の0.8796となっている。