英国のラーブ・ブレグジット担当大臣が辞任し、メイ首相の提案したブレグジット合意が議会の承認を得られるかについて懸念が増したことで、英ポンドは下落した。
このニュースにより、ポンドは、最高値である1.3071から値を下げ、午後6時39分時点で GBP / USDは1.25%安の1.2830となった。
ポンドはユーロに対しても大幅に下落し、 EUR / GBPは1.49%高の0.8834となり、火曜日につけた5カ月ぶりの安値0.8655から大きく上昇した。
首相への書簡で、ラーブ氏はブレグジット計画案を支持することはできないと述べた。「私にとっては、2つの理由でこの条件を支持することはできない。まず、北アイルランドの取り決めは英国の体制に対して真の脅威となると私は信じている」と同氏は書簡で述べた。また、「第二に、EUが脱退することに対する拒否権を保持している。不確定なバックストップ(安全策)の取り決めを支持することはできない」と彼は付け加えた。