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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、トランプ政権の利上げ批判を嫌気

発行済 2018-12-18 17:25
更新済 2018-12-18 17:40
欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、トランプ政権の利上げ批判を嫌気
18日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想したい。
本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、トランプ政権による利上げ批判を嫌気したドル売り地合いが続く見通し。
今月安値の112円20銭台で下げ止まるか注目される。


前日の取引で、ドル・円はアジア市場で底堅い値動きとなったが、欧米市場では大幅な株安や米長期金利の低下でドル売り、円買いが優勢となり、112円台に水準を切り下げた。
本日と明日開催されるFOMCで連邦準備制度理事会(FRB)は今年4回目の利上げに踏み切る公算だが、それを控えて12月のNY連銀製造業景気指数とNAHB住宅市場指数が大きく低下したことで、来年の利上げ継続に懐疑的な見方が広がった。
追い打ちをかけるように、ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長がFRBについて独立性を示すために利上げを行うとしたら不当と述べ、それに先立つトランプ大統領の利上げ批判を援護してドル売りを強めた。


本日のアジア市場では日本や中国の株価が弱含み、世界的な株安を警戒した円買いに振れやすい地合いが続く。
本邦勢による押し目買いでドル・円は底堅い値動きとなったものの、トランプ政権からの圧力で今回の利上げ見送りの観測も一部にあり、ドル売り基調は今晩も継続しそうだ。
一方、22時半に発表される米国の11月住宅着工件数と建設許可件数は今年前半に比べ伸びが鈍化しており、住宅市場のピークアウト感が改めて示されそうだ。
ドル・円は12月の下落局面で112円20銭台をサポートに反発する値動きが目立ち、この後同水準で下げ止まるか注目される。
(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・12月IFO企業景況感指数(予想:101.7、11月:102.0)
・22:30 米・11月住宅着工件数(予想:122.8万戸、10月:122.8万戸)
・22:30 米・11月住宅建設許可件数(予想:126.0万戸、10月:126.5万戸)
・06:45 NZ・7-9月期経常収支(予想:-59.35億NZドル、4-6月期:-16.19億NZドル)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、19日まで)


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