昨日のダウ平均株価は600ドルの大幅安から終盤に切り返し、一気に上昇して260ドル高で終わった。90分程度で一気に850ドル上昇したわけだが、特段の買い材料があったわけでもなくボラティリティの高さを印象づける上げであった。
とはいえ、市場を動かすニュースで金曜日の市場が大きく下落しない限り、これにより米国市場は底をつけるだろう。短期的には上昇が期待されるが、中長期的には下落トレンドであり、まずはどこまで戻せるかが今後の株価を占う意味で重要となる。
昨日の日経225先物は、19500円まで下落した後、米国市場の上昇により19820円で取引を終えている。CME225の円建ては20035円だ。
本日は今年最後の取引となり、来年の1月4日まで市場は休場となる。見通しとしては、米国市場の上昇を受け、日経平均は昨日終値付近から始まるだろう。週足でも長い下ひげをつけて終わる可能性が高まっており、本日は上昇して終わる可能性が高い。年末年始における海外市場の動向が気にはなるが、昨日の米国市場の上昇により買い安心感は高まっている。日経平均は20450~20000円の間で動き、上昇して年末を迎えると予想する。