24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円77銭から109円42銭まで下落し、109円64銭で引けた。
米国商務省のロス長官が中国との貿易交渉での合意には程遠いとの考えを示したため、米中貿易摩擦解消への期待は後退し、ドルは上げ渋った。
ただ、ムニューシン米財務長官は中国との交渉が「かなり進展した」と表明したほか、ユーロに対するドル買いで下落も限定的となった。
ユーロ・ドルは、1.1381ドルから1.1290ドルまで下落し、1.1304ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で政策金利の据え置きを決定したものの、景気下振れのリスクを警告したためユーロ売りが広がった。
ドイツ政府が2019年の経済成長見通しを引き下げたこともユーロ売りを促した。
ユーロ・円は、124円60銭から、123円79銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3012ドルから1.3065ドルのレンジ内で推移。
ドル・スイスは、0.9935フランから0.9977フランまで上昇した。