31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日米ハイテク決算が相場を押し上げ■前場の注目材料:アドバンテ、今期業績予想を上方修正■トヨタ、自動地図生成基盤を構築、取得データ更新・共有■日米ハイテク決算が相場を押し上げ31日の日本株市場は日米決算を手掛かりとした反発が見込まれる。
30日の米国市場ではNYダウが430ドルを超える上昇となった。
注目の連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通り政策金利は据え置かれた。
これまで年内2回を想定していた追加利上げ見通しを、「様子見する」と実質的に一時停止する方針へと転換したことが好感された。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の20790円。
円相場は1ドル109円00銭台での推移をみせている。
米国の利上げ一時停止の方針により円相場は円高に振れて推移しており、買い一巡後は重石になりそうである。
また、米中貿易協議の行方を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、上値追いは慎重になりやすいだろう。
一方で本格化する日米決算では半導体のAMDは決算評価から19%を超える上昇となったほか、国内ではアドバンテスト (T:6857)の上方修正が好材料視されると考えられ、ハイテク株が指数を押し上げる相場展開が意識されそうである。
もっとも、昨日はサンバイオ・ショックといった流れとなり、中小型株全体に売りが波及する格好となった。
年初からの上昇部分を一気に帳消しにしている銘柄も目立っており、引き続きセンチメントの悪化が警戒されるところであろう。
積極的な資金流入は期待しづらいものの、決算など材料のある銘柄などへは、日替わり的に資金が向かいやすいと考えられる。
ただし、流れとしては中小型株からやや主力大型株へのシフトも意識されるところであろう。
■アドバンテ、今期業績予想を上方修正アドバンテ (T:6857)は30日、2019年3月期の業績予想を修正。
売上高は従来の2650億円から2780億円、営業利益は530億円から630億円に上方修正した。
営業利益はコンセンサス(545億円程度)を上回る。
スマホは販売減速が目立ち始めているが、同社の手掛けるテスト装置は好調が続く。
■前場の注目材料・NYダウは上昇(25014.86、+434.90)・ナスダック総合指数は上昇(7183.08、+154.79)・1ドル109円00-10銭・SOX指数は上昇(1271.76、+35.51)・VIX指数は低下(17.66、-1.47)・米原油先物は上昇(54.23、+0.92)・米長期金利は低下・シカゴ日経225先物は上昇(20790、大阪比+180)・日銀のETF購入・企業業績改善への期待感・トヨタ (T:7203)自動地図生成基盤を構築、取得データ更新・共有・不二越 (T:6474)超小型ロボ参入、可搬1kg、6軸垂直多関節、電子機器製造向け提案・IHI (T:7013)航空エンジン転用発電設備、小型・短工期、素早く起動・トプコン (T:7732)中国・北京に販売拠点、アイケア事業拡大・JDI (T:6740)台湾・中国企業に出資打診、再建資金確保へ合意急ぐ☆前場のイベントスケジュール・10:00 中・1月製造業PMI(予想:49.3、12月:49.4)・10:00 中・1月非製造業PMI(予想:53.8、12月:53.8)
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