6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ハイテク上昇が日経平均を21000円に近づけるか■前場の注目材料:ソフトバンク、3Q営業益6349億円、コンセンサス上回る■キリンHD、協和発酵バイオを子会社に、健康領域強化■ハイテク上昇が日経平均を21000円に近づけるか6日の日本株市場は、日経平均の21000円を意識した相場展開になりそうだ。
5日の米国市場ではNYダウが172ドル高と続伸。
トランプ大統領による一般教書演説の内容を見極めたいとの思惑が広がるなかではあったが、目標株価引き上げを受けたボーイングが指数をけん引した。
また、アップルが堅調となる中、ハイテク株がけん引している。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の20925円。
円相場は1ドル109円90銭台と110円台を意識した動きをみせている。
日経平均の21000円は心理的な抵抗として意識されており、トランプ大統領による一般教書演説を受けた市場反応を見極めたいところではある。
そのため、基本的には21000円を意識するものの、戻り高値圏でのこう着感の強い相場展開といったところがコンセンサスになりそうだ。
一方で、決算発表が本格化する中で、ソフトバンク (T:9434)が3Q決算を発表した。
営業利益は前年同期比18.5%増の6349億円とコンセンサスを上回る内容となっており、センチメントを明るくさせそうだ。
また、ソフトバンクG (T:9984)についても米国預託証券(ADR)において3%を超える上昇をみせており、日経平均をけん引する格好となろう。
指数インパクトの大きいハイテク株についても米株高の流れから買い先行の展開が見込まれる。
足元ではNT修正の流れからTOPIX選好のリバランスがみられているが、指数インパクトの大きいハイテク株の上昇が意識されるなか、日経平均を21000円に近づけそうだ。
また、本日はトヨタ (T:7203)の決算が注目されるが、円相場が1ドル110円台に乗せて決算を迎えるようだと、アク抜け的な見方も加わり、さらにセンチメントを明るくさせる可能性もあるだろう。
なお、個人投資家の売買は活発ではあるが、昨日のところは、短期資金はほぼサンバイオ (T:4592)に集中した感がある。
個別では決算評価は見られるとは言え、買い一巡後はこう着といった格好になりやすく、必然的にリスクがあるとしても値動きがあり、流動性の高い銘柄に向かいやすい面はある。
■ソフトバンク、3Q営業益6349億円、コンセンサス上回るソフトバンク (T:9434)は5日、第3四半期決算を発表。
売上高は前年同期比4.9%増の2兆7766.60億円、営業利益が同18.5%増の6349.46億円だった。
コンセンサス(6200億円程度)を上回る。
18年12月に起こした大規模な通信障害の影響は限られた。
■前場の注目材料・NYダウは上昇(25411.52、+172.15)・ナスダック総合指数は上昇(7402.08、+54.55)・SOX指数は上昇(1300.13、+6.25)・VIX指数は低下(15.57、-0.16)・シカゴ日経225先物は上昇(20925、大阪比+95)・1ドル109円90-00銭・米長期金利は低下・日銀のETF購入・企業業績改善への期待感・キリンHD (T:2503)協和発酵バイオを子会社に、健康領域強化・パイオラックス (T:5988)CASE対応チーム新設、中国法人と開発連携、まず電動化関連試作・トヨタ (T:7203)月額制で車利用、新会社設立・MRO (T:3064)無人搬送ロボ導入加速、物流2拠点90億円投資、東西に新規約300台・介護現場に先端技術を SOMPO (T:8630)が研究所 配膳ロボなど☆前場のイベントスケジュール・10:30 ロウ豪準備銀行総裁講演
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