18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:米中協議継続を好感も中小型株は戻りの強さを見極め■前場の注目材料:ミニストップ、19年2月期営業赤字に修正■三菱商、英オヴォと提携、電力・ガス事業、スマート化■米中協議継続を好感も中小型株は戻りの強さを見極め18日の日本株市場は、堅調な相場展開が見込まれる。
米中政府は15日、北京で行っていた閣僚級貿易協議を終え、今週ワシントンで通商協議を再開する方針を明らかにした。
米中通商協議が米国で継続が決定したことを受けて、15日の米国市場はNYダウが443ドル高と大幅に上昇。
この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比310円高の21210円と21000円を再び突破してきており、ギャップアップでのスタートとなろう。
また、トランプ米大統領は、議会の承認を得ずにメキシコ国境の壁建設費を確保するため、国家非常事態を宣言したものの、相場への影響は限定的だったこともアク抜けを意識させそうである。
先物主導によるインデックス買いにより、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好となり、直近戻り高値水準を回復してくることにより、短期筋のショートカバーも誘い込む流れになりそうである。
とはいえ、18日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場となる。
海外勢のフローが限られるとみられる中、買い一巡後は次第にこう着感が強まることになりそうだ。
また、インデックス主導であるため、主力大型株が先行する格好となる。
先週後半に値崩れを起こしていた中小型株については、一先ず買いが先行すると考えられるが、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、再び売り圧力に押される可能性がありそうだ。
日経平均は強含みに推移するものの、中小型株が値を消す格好になるようだと、センチメントを悪化させてくることも意識しておく必要がありそうだ。
そのため、物色としてはソフトバンクG (T:9984)やファナック (T:6954)、TDK (T:6762)といった指数インパクトの大きい値がさ株に向かいやすい。
また、米中通商協議の継続を背景とした中国関連の動向も注目されるところ。
半面、中小型株については、戻りの強さを見極めつつ、資金回転を速くさせることになろう。
■ミニストップ、19年2月期営業赤字に修正ミニストップ (T:9946)は15日、業績予想の修正を発表。
19年2月期の営業総収入は従来の2200億円から2070億円、営業損益は同18億円の黒字から11億円の営業赤字に下方修正している。
ミニストップ単体の売上高の計画差および、海外事業の収益改善の遅れが主因。
また、期末配当を11円25銭減配し、11円25銭に減額修正している。
■前場の注目材料・NYダウは上昇(25883.25、+443.86)・ナスダック総合指数は上昇(7472.41、+45.46)・シカゴ日経225先物は上昇(21210、大阪比+310)・SOX指数は上昇(1351.18、+7.07)・VIX指数は低下(14.91、-1.31)・米原油先物は上昇(55.59、+1.18)・1ドル110円40-50銭・日銀のETF購入・企業業績改善への期待感・三菱商 (T:8058)英オヴォと提携、電力・ガス事業、スマート化・技研製作所 (T:6289)新工場、12月完成、杭圧入機械試作の場・島津製 (T:7701)韓国合弁解消、グループ100%出資に、分析機器、市場密着で拡販・日阪製作 (T:6247)抗体医薬品向け強化、小松川化工機を子会社化・日産自 (T:7201)会長の権限縮小提言へ 改善特別委 ルノーの影響力限定☆前場のイベントスケジュール・米国休場(プレジデンツデー)
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