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注目銘柄ダイジェスト(前場):アインHD、サンリオ、邦チタニウムなど

発行済 2019-06-05 12:15
更新済 2019-06-05 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):アインHD、サンリオ、邦チタニウムなど

安川電 (T:6506):3325円(+155円)安川電 (T:6506)は大幅続伸。

中国政府が貿易摩擦問題において米国との対話による交渉を求めたことで、米中貿易摩擦問題への警戒感が後退、前日の米国市場は大幅高となっている。

同社など国内FA関連銘柄も、米中貿易戦争の影響による中国からの大幅な受注減少といった過度な警戒感が後退する形になり、ショートカバーや押し目買いの動きなどが優勢になっている。

電子部品や半導体、自動車関連など、主力の輸出関連株は総じて高い。

アダストリア (T:2685):2414円(-214円)急反落。

前日に5月の月次動向を発表している。

既存店売上高は前年同月比10.7%増、4カ月連続のプラス成長、かつ、前月に続く2ケタ増となっている。

客数が同9.3%増となったほか、客単価も同1.3%の上昇に。

気温の上昇で夏物商品が順調に売り上げを伸ばしたようだ。

ただ、同業他社の動向や前年のハードルの低さからもポジティブな数値は想定されていたとみられ、短期的な出尽くし感が先行する形のようだ。

アインHD (T:9627):7280円(-880円)急落で下落率トップ。

前日に19年4月期の決算を発表、営業利益は161億円で前期比18.1%減益、従来計画の175億円を下回る着地に。

2-4月期は粗利益率が大きく低下している。

また、20年4月期は187億円で同16.4%増益、市場予想はこれまでの会社側の強気の見方を反映してか220億円程度であったため、大きく下振れる形になっている。

調剤報酬や薬価引き下げの影響などが厳しくなっているようだ。

シライ電子 (T:6658):277円(+9円)大幅に続伸。

02年から外部販売してきたプリント配線板外観検査機「VISPERシリーズ」の販売台数が5月末に当面の目標である1000台を突破したと発表している。

現在、世界22カ国に販売し、世界のプリント配線板メーカー売上高上位50社のうち約60%に採用されているという。

販売目標達成を契機に買い意欲が刺激され、投資資金が流入しているようだ。

サンリオ (T:8136):2614円(+225円)急騰。

米マテルが同社と国際的ライセンス契約を結んだと発表、「ハローキティ」など同社の人気キャラクターから着想を得た玩具などの商品を開発、2020年秋から欧米などで販売していく。

米マテルは前日の米国市場で大きく上昇している。

同社に関しても、ライセンス料収入の増加など業績寄与への期待感が先行する形になっている。

邦チタニウム (T:5727):1188円(+92円)急伸。

大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も1060円から1490円に引き上げている。

今後、輸出数量増に加え、国内値上げ進展が確認されれば、年度後半にかけて業績の堅調さが評価され得るとみている。

B737MAXの減産に伴う影響も限定的と判断。

大阪チタ (T:5726)も同様に格上げで、株価上昇につながっているが、今年度の増益幅や機能化学品事業の成長期待から、より同社が選好され易いと考えているようだ。

IGポート (T:3791):1695円(+39円)大幅に続伸。

講談社及びNTTグループ (T:9432)で電気通信事業やコンテンツ制作を手掛けるNTTぷららと共同でアトラクション向けVRコンテンツの企画・制作を行うと発表している。

現在、ダイバーシティ東京プラザに展開している「hexaRide(ヘキサライド)」をはじめとするVRアトラクション施設向けに、講談社が保有する「攻殻機動隊」「進撃の巨人」などの知的財産を原作とするVRコンテンツを制作する。

テリロジー (T:3356):939円(+6円)続伸。

AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)などクラウドサービスに対応したリアルタイム・マシンデータ分析プラットフォームを提供する米Sumo Logic社と代理店契約を締結し、国内で同社のソリューション販売を開始したと発表している。

社内環境やクラウド環境上のマシンデータを収集し、リアルタイムに可視化・分析・アラーティングが実現できるという。

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