以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家中原良太氏(ブログ「株式予報」)が執筆したコメントです。
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----※2019年6月6日18時に執筆From: 中原良太自宅の書斎より、、、良さげな割安株を見つけたのでメモ:↓◯スバル興業 (T:9632)道路関連銘柄。
6月6日に決算を発表。
20.1期1Qの業績は、大幅増益で着地しました。
進捗率も例年より高めなので、「上々の滑り出し」といったところ。
同社の特筆すべきポイントは、「株価が安い」点でしょう。
同社の予想PERは10倍割れ。
割安水準と言われる「15倍」を、割り込んでいます。
つまり割安。
目先は、高速道路補修など、繁忙期が続く様子。
安定した業績が期待できそう。
ただし、1点だけ難点を挙げるとするなら、「M&A」に意欲的なところ。
同社は2017年に、設計業務を行う、「アイ・エス・エスグループ本社」を子会社化しました。
実は、「M&Aで企業を買収した会社は株価が上がりにくい!」という話があります。
Anup Agrawalらが1992年に公開した論文で、「M&Aで企業を買収した会社は、買収から5年間は株価が上がりにくい!」(大体10%近くのマイナスにつながる!)ということを発表しております。
「響かないといいなぁ」と心配なところ。
とはいえ、基本的に同社株は割安なうえ、事業の収益性も高いので、大きな問題ではなさそう。
むしろ、「買収の影響のおかげで、これまで割安でいてくれた」と考えるべきなのかも。
ちょっと不安なところもありますが、「基本は割安な優良株」だと思います。
同社は財務も健全なので、相場が下がったときも、底堅いと期待できます。
最近は相場が不安定なので、こういう「かっちり」した会社を、ウォッチリストに入れておくと良いかと。
僕みたいに、「1円の損も嫌だ!」と考える、リスク嫌いのチキン投資家には、うってつけの銘柄かもしれませぬ(笑)今後の動きに注目です!!- 中原良太----執筆者名:中原良太ブログ名:株式予報