GenkyDrugS (T:9267):2474円(-119円)大幅続落。
前日に19年6月期の決算を発表、営業利益は40.5億円で前期比2.0%減益、従来予想の43億円を下振れて減益着地になった。
4-6月期は既存店売上高が減収に転じており、収益伸び悩みの背景に。
20年6月期は40.5億円で同0.1%増と横ばい見通し、上半期は物流費用の増加による粗利益率の低下により、前年同期比22.2%減と大幅減益見通しであり、収益モメンタムの悪化が警戒される形に。
新光電工 (T:6967):937円(+27円)大幅反発。
ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1070円から1200円に引き上げている。
FCパッケージは、需要ドライバーがコンシューマー製品からインフラ製品にシフトするなか、技術難易度上昇などによって過去よりも安定高収益が見込めるビジネスに変化していると指摘。
今後、MLCCと同様の構造変化を遂げるとみているもよう。
同社と同様にイビデン (T:4062)の投資判断も買い推奨に格上げ。
ips (T:4390):1163円(+72円)急伸。
子会社のInfiniVAN,Inc.がスペイン系財閥ARANETA傘下のAraneta Center, Inc.と、フィリピンのマニラ商業地域にあるARANETA CENTERでの通信インフラの整備で合意したと発表している。
InfiniVANが通信回線を敷設するほか、法人向けブロードバンドサービスを提供する。
また、ARANETA CENTERでeスポーツの競技場となっているアラネタコロシアムで5Gの実証実験などを行う。
三桜工 (T:6584):516円(+47円)急伸。
前日の取引時間中に、新型熱電発電素子を東京工業大学と共同開発したと発表、その後は一時ストップ高まで急騰しているが、本日も買い先行の展開が続いている。
熱源に置くだけで発電し、摂氏50度の環境下で4カ月連続発電に成功したもよう。
今後の展開の広がりが期待される状況になっている。
なお、同社は先月にも、米企業と全固体電池を共同開発し年内に検証に入ると伝わり、急騰した経緯もある。
ハピネス&D (T:3174):1158円(+23円)大幅に続伸。
SOU (T:9270)とブランド品の下取り・買取りに関する業務提携契約を締結することで合意したと発表している。
ハピネス・アンド・ディ (T:3174)の顧客がブランド品の下取り・買取りを希望した場合、商品の査定をSOUに依頼する。
下取り・買取り契約が成立した場合、SOUはハピネス・アンド・ディから当該商品を買付ける。
また、6万株の立会外分売を実施する。
分売予定期間は26-30日。
スクリーンHD (T:7735):5600円(+480円)急伸。
前日に台湾TSMCが決算を発表、4-6月期純利益は減益となったものの市場予想を上回り、7-9月期売上見通しも市場予想を上回っている。
想定以上の下期強気見通しを受けて、米国市場でもアプライドマテリアルズなど半導体関連株が上昇、国内でもTSMCの設備投資動向に影響を受けやすい同社を中心に関連銘柄に買いが先行している。
半導体関連では、TSMCは蘭ASMLに続いてのポジティブ決算となっている。
MTG (T:7806):1093円(+71円)大幅に5日ぶり反発。
上海の連結子会社や中国向け越境EC事業で不適切な営業取引行為などが行われていた問題で、再発防止策等を決めたと発表している。
担当取締役の辞任や代表取締役の月額報酬100%(1年分)自主返上などで経営責任を明確化するほか、適切な経営目標値の策定やコンプライアンス体制の見直し・強化などを図る。
再発防止策の決定を受けて当面の悪材料が出尽くしたとの見方から買い戻されているようだ。