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東京外為市場・正午=ドル91円後半で小じっかり、ユーロ/円は戻り売りに上値抑えられる

発行済 2010-02-22 12:24

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在   91.62/63  1.3647/48  125.02/07 

午前9時現在 91.61/66  1.3629/34  124.86/95

NY17時現在 91.56/59  1.3609/12  124.70/78

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 [東京 22日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点と

ほぼ同水準の91円後半。ドルは米金利上昇や投資家らの新規のドル買いを受けて小幅に

上昇した。日経平均の300円超の上昇や金現物が1カ月ぶり高値となる中、ユー

ロは対ドル、対円で上昇したが、クロス円は全般に戻り売り需要が強く、上値を抑えられ

る場面もあった。市場の関心は24、25日に予定されるバーナンキ米連邦準備理事会

(FRB)議長の議会証言に向けられている。

 ドルは朝方一時91.90円まで上昇したが、先週末の高値92.16円には達せず切

り返した。ただ、米長期金利上昇を背景にドル/円相場の下値リスクも限定的との見方が

多い。

 テクニカル面では、前週末から一目均衡表のクモ上限(22日は91.62円付近)を

ドルが本格的に抜けるかどうかの攻防が続いている。また、200日移動平均線も緩やか

に下降中で、22日現在は92.25円に位置している。これらのレジスタンスを抜ける

と、ドル/円の上値余地が広がるという。

 

 ユーロ/円は朝方の高値125.24円から反落。市場では個人投資家がドル買いを先

行させる一方で、ユーロ/円は戻り売り一色だという。

 「個人投資家のポジションは、ドル/円では92円台でのドル売りを経てかなり軽くな

っているので、今朝は新規でドル・ロングを積み増す動きがみられる。ユーロ/円ではコ

ストの悪いロングを保有している向きが多く、125円台では依然戻り売りモードが強い」

(FX業者)という。

 <米長期金利>

 ドル/円は底堅さを保った背景として、米長期金利の上昇を指摘する声が聞かれた。

 米国債10年物利回りは3.7974/3.7936%の気配で、19日

ニューヨーク市場終盤の3.7760%から上昇。「米長期金利とドル/円相場の正の相

関が続いている」(外銀)との指摘も聞かれ、ファンド勢によるドル買いが観測されたと

いう。

 19日ニューヨーク市場では、前日の米連邦準備理事会(FRB)による公定歩合引き

上げを背景に長期金利が上昇し、これを受けてドルが一時92.16円と1カ月ぶりの高

値をつけた。しかし、その後1月の米消費者物価指数(CPI)の総合指数が市場予想を

下回る伸びになったことで米長期金利が低下、ドル/円も91円半ばまで反落した。

 

 バーナンキ米FRB議長は24日に、下院金融委員会で金融政策や経済見通しについて

証言するほか、25日には上院委員会での証言も予定されている。

 「米国が出口戦略に向けて足場を固めているのか、または、流動性供給の度合いを正常

化に戻しているだけなのかを見極める意味で、バーナンキ議長の議会証言に対する市場の

関心は高い」と東京東海証券のトレーディンググループ・マネージャー二瓶洋氏は言う。

 「結果的に、早期引き締めにつながらないと市場が判断すれば、ドルは再び88―92

円のレンジ内に収まる可能性が高い」と同氏は続けた。

  

 <ユーロ>

 

 ユーロは一時1.36ドル半ばまで上昇し、その後は一進一退となった。19日の取引

では東京時間に9カ月ぶりの安値1.3443ドルをつけた後、海外では1.3610ド

ルまで急反発を見せた。

 ドイツの有力週刊誌シュピーゲルは20日、ユーロ圏加盟国が財政危機に見舞われてい

るギリシャに対し、200億─250億ユーロ(270億─337億ドル)の金融支援を

分担して実施する計画を独財務省が「素案」として策定したと報じた。

 同案によると、支援は融資および信用保証の形をとり、負担割合は加盟国の欧州中央銀

行(ECB)への出資比率に従って計算される。独財務省の報道官は報道についてはコメ

ントしないと述べた。

 シュピーゲル誌は、すべてのユーロ圏加盟国が支援を負担し、ドイツは復興金融公庫

(KfW)が対応、負担割合は40億─50億ユーロになると伝えている。またドイツの

計画によると、支援は厳格な条件が付けられ、融資はそれらの条件が達成されて初めて実

行されるという。

 

 (ロイター 森佳子記者)

(yoshiko.mori@thomsonreuters.com;03-6441-1877;

ロイターメッセージング:yoshiko.mori.reuters.com@reuters.net)

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