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正午のドルは108円半ば、米中対立に一喜一憂

発行済 2019-11-21 12:12
更新済 2019-11-21 12:17
正午のドルは108円半ば、米中対立に一喜一憂

[東京 21日 ロイター] - 正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅安の108円半ば。米中交渉に関するニュースに一喜一憂する形で、ドル/円は上下を繰り返した。

仲値を経てドルは一時108.28円まで下落。米下院が現地時間20日夜、中国が香港に高度の自治を保障する「一国二制度」を守っているかを米政府が検証する「香港人権・民主主義法案」を可決。トランプ大統領が署名する見通しと伝わった。米中対立の激化懸念から香港株が大きく下げ、円は一時全面高となった。

正午前、中国の劉鶴副首相が対米交渉の「第1段階」合意を、慎重ながらも楽観していると発言したとの報道が伝わると、ドルは108.55円まで急反発。しかし発言は昨夜会合時のもので、ドル買いはすぐ一服となった。

市場では引き続き、米中交渉の行方と「短期トレーダーによる激しい売買」(FX関係者)が値動きを左右しそうだとの指摘が出ている。

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