[ロンドン 28日 ロイター] - 英住宅金融会社ネーションワイドが発表した11月の住宅価格は、前年同月比0.8%上昇と、4月以来の大幅な上昇となった。
住宅市場は低迷が続いているが、来月の総選挙が圧迫要因になっていないことが浮き彫りとなった。
ロイターがまとめた市場予想は0.2%上昇だった。
前年比の上昇率は12カ月連続で1%を下回っている。2016年に欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が行われた際は約5%の上昇を記録していた。
11月の住宅価格は、前月比では0.5%上昇。市場予想は0.1%上昇だった。
ネーションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は「住宅を売買する際に選挙のことを真っ先に考える人は少ない」とし、選挙の時期は通常、住宅市場に動きがないと指摘した。