■NY株式:NYダウ105ドル安、重要イベント控えて様子見ムード米国株式相場は下落。
ダウ平均は105.46ドル安の27909.60、ナスダックは34.70ポイント安の8621.83で取引を終了した。
明日から始まるFOMC(連邦公開市場委員会)や、15日に期限を迎える対中追加関税措置の発動可否を見極めたいとの思惑から、様子見ムードとなり小幅下落となった。
セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で、ヘルスケア機器・サービスやテクノロジー・ハード・機器が下落した。
複写機のゼロックス(XRX)は、PCメーカーのHP(HPQ)の買収が実現すれば15億ドルの増収が期待できると、投資家に同買収への賛同やHP経営陣への働きかけを求めたが下落。
化学製品メーカーのスリーエム(MMM)や石油大手シェブロン(CVX)は、シティグループによる投資判断引き下げにより売られた。
一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)は、中国で製造する「モデル3」について、同国政府が補助金対象車に指定したことが好感され上昇した。
通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)の合併について、13州が値上げや消費者の不利益につながるとして阻止を求ている裁判が本日より開始され、今後の展開に注目したい。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円44銭から108円68銭まで上昇して引けた。
米国・メキシコ・カナダ協定(usmca)の署名・成立が近いとの期待に円売りが優勢となった。
ただ、中国の貿易関連指標が予想を下回ったほか、米国政府による対中追加関税発動への警戒感がくすぶり上昇も限定的となった。
ユーロ・ドルは、1.1078ドルから1.1055ドルまで下落して引けた。
ユーロ・円は、120円10銭から120円27銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、1.3136ドルまで下落後、1.3161ドルまで反発。
英国総選挙での与党勝利を織り込むポンド買いに底堅い展開となった。
ドル・スイスは、0.9902フランから0.9875フランまで下落した。
■NY原油:反落で59.02ドル、中国の低調な輸出指標受け、需要鈍化懸念NY原油先物1月限は反落(NYMEX原油1月限終値:59.02↓0.18)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比−0.18ドルの59.02ドルで通常取引を終えた。
中国の11月貿易収支で黒字幅が387.3億ドルと、拡大予想に反し10月の425.4億ドルから縮小し8月来で最小となった。
また、輸出も前年比—1.1%と、予想外に4カ月連続のマイナスとなり、中国経済の鈍化で需要が減少するとの懸念が売り材料となった。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 33.51ドル -0.16ドル(-0.48%)モルガン・スタンレー(MS) 49.60ドル -0.20ドル(-0.40%)ゴールドマン・サックス(GS)221.81ドル -2.80ドル(-1.25%)インテル(INTC) 56.53ドル -0.28ドル(-0.49%)アップル(AAPL) 266.92ドル -3.79ドル(-1.40%)アルファベット(GOOG) 1343.56ドル +2.94ドル(+0.22%)フェイスブック(FB) 201.34ドル +0.29ドル(+0.14%)キャタピラー(CAT) 142.83ドル +0.11ドル(+0.08%)アルコア(AA) 20.25ドル -0.35ドル(-1.70%)ウォルマート(WMT) 119.36ドル -0.42ドル(-0.35%)スプリント(S) 5.40ドル -0.13ドル(-2.35%)