以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家アイデア投資家氏(ブログ「アイデア投資家 資産運用と生活一工夫」を運営)が執筆したコメントですフィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております----※2019年12月21日11時に執筆2019年始めに立てた投資目標の1つに「IPO投資」があり、まずは今回その結果を注目の上場企業の動向と共に振り返ろうと思うアイデア投資家は2018年からIPO投資にチャレンジしているが、2019年開始時点で49連敗中だったそこで、2019年の目標は「IPO抽選に当選し、始値で売却して利益獲得」することであったまず、2019年上場第1号となった2月22日東証マザーズ市場上場の識学 (T:7867)と2月26日東証マザーズ市場上場のリックソフト (T:7034)に複数の証券会社から応募したが、見事落選した続いて、今年は元号変更が大変な話題となったが、平成最後の上場企業となった4月25日東証マザーズ市場上場トビラシステムズ (T:5699)、令和時代に突入後の6月19日に札証アンビシャス市場へ上場した日本グランデ (T:3989)へいずれも応募するも落選したこれで59連敗となった2019年後半に入っても抽選に参加するが、9月26日に東証マザーズ市場に上場したHPCシステムズに落選した時点で75連敗になり、心が折れそうになるが継続12月17日にはフリー
が東証マザーズ市場に上場し、ここでも落選し、92連敗となる2019年のIPOは、執筆時点では年内残り5社の新規上場控えているが、公開価格に対し初値騰落率で最大の銘柄は12月17日に上場したウィルズの+372.4%であったちなみに上場時に一番時価総額が大きかったIPO銘柄は、6月19日東証マザーズ市場に上場したSansanの1,346億円、初値買い資金が最大だったのは前述のフリーで85.9億円だったアイデア投資家は、年内にIPO当選のチャンスがまだあるので、挑戦を続けようと思っている----ここまでIPO挑戦記録と市況の振り返りを綴ってきたが、つづいて株主総会の話にうつる2019年も投資先企業の株主総会に参加したので、そこでの気づきについて共有したいと思うご存じの通り株主総会は、多くの上場企業の決算月が3月度に集中しており、株主総会も6月下旬に集中しているアイデア投資家が今年参加したRIZAPグループとタカラトミーの株主総会での事例を紹介するまず玩具メーカーのタカラトミーでは気付きが2つあった1つ目が、株主総会での質疑応答で、タカラトミーが広報ツールとして活用中のTwitter公式アカウントへの賛否両論の評価積極的かつフランクな物言いで発信する点を評価する株主がいた一方、その表現が見る人によっては不快、あるいは問題発言が見受けられるといった苦言が株主からいた2つ目が、総会会場外に展示されたタカラトミーの玩具プラレールやリカちゃんといったロングセラー商品から、最近プロモーション中のバトルゲームのBAKUGANまで手にとって見れるまた説明員からどんな取り組みをしているのか率直な考えを聞けた先の総会での経営者の声に加え、現場の声も伺え、企業の雰囲気を知れたのは貴重だった続いて、創業社長である瀬戸氏と外部招聘したプロ経営者・松本氏との関係に注目が集まった美容・ヘルスケア事業を手掛けるRIZAPグループ株主総会での気付きを1つ紹介する株主が過去1年の感想と今後のRIZAPへの見方を問う場面で、この株主総会を最後に取締役退任となった松本氏の回答に想いがこもっていて感銘を受けた松本氏の回答をかいつまんで引用、紹介すると、「1年前の株主総会、瀬戸氏に会った感動も覚えている入社前にRIZAPゴルフをやった率直に入社前後の印象は違った16年前に瀬戸氏が創業し目指したものと、実態がちょっと違い、軌道修正した方が良いと感じた当初の任務と違ったことをやることになった瀬戸氏とは毎日会うわけではないが、議論を尽くした対立もあったが憎みあうことはなかったRIZAPは今年一年で回復するV字ではないが、来年も大きな軌道修正もしながら成長すると思う親子の様に年が違い、言い過ぎたようにも思う」会社と株主が一体となって作り上げる株主総会はドラマがあり、株式保有して企業を応援できる機会の1つでもあるので、未経験者は来年参加されてはいかがだろうか----もう1つの2019年の投資目標として決めたのが、「将来のテンバガー(10倍株)候補企業を選定し、投資すること」であるテンバガー(10倍株)、それに及ばずとも4倍株を探し出し、保有することを目標としたその選定方法として、過去にテンバガー達成した企業に共通要素などや選定のしやすさから条件を抽出し、候補企業の選定を年初に行った自分がテンバガー選定に用いた5条件は以下である1.時価総額が300億円以下(2019年1月9日終値)2.上場10年以内の東証マザーズ、JASDAQ3.PERが100倍以下4.過去3年平均売上高成長率が10%以上5.過去5年の売上高・経常利益トレンドが右肩上がり(設立5年未満は、3年で確認)この条件により抽出したのは21銘柄で、その投資成績(以降の表記は「1月9日終値 vs 12月20日終値」とする)をここで紹介するまず全体論として、市場平均とのベンチマークは、日経平均株価(20,427円 vs 23,816円)の騰落率が+17%だったのに対し、21銘柄の平均騰落率は+12%と下回ったただ、小型株主体の東証マザーズと比較すると、東証マザーズ指数(896 vs 872)が▲3%だったので、まずまずと言えるだろう次に個別銘柄の投資パフォーマンスに移る今回最も投資成績が良かったのが、経営コンサルティング会社のプロレド・パートナーズで、騰落率は+119%(3,835円(※株式分割調整済) vs 8,400円)と2倍株を達成するも、目標の4倍株にはほど遠い成績になったちなみに次点はイボキンで+81%(1,520円 vs 2,752円)、ワーストはシェアリングテクノロジーの▲56%(1,170円 vs 510円)だった残念ながら今年1年で4倍株を見つけ出すことは出来なかったので、時間軸を長く取り、2020年での投資成績を改めて紹介するつもりだ----執筆者名:アイデア投資家ブログ名:アイデア投資家 資産運用と生活一工夫