ネクステージ (T:3186):1182円(-122円)急落。
前日に19年11月期の決算を発表している。
営業利益は60.8億円で前期比38.8%増と大幅増益、既存店の堅調推移や積極的な出店効果などによって売上高が拡大した。
期末配当金も従来予想の4円から6円に増配へ。
また、今期営業利益も78億円で同28.2%増と高い成長が続く見込みとなっている。
ただ、実績値は第3四半期決算時に上方修正した数値をやや下回るなど想定の範囲内であり、短期的な出尽くし感が先行する形になっている。
セリア (T:2782):3220円(+130円)大幅に3日続伸。
12月の既存店売上高が前年同月比1.4%減になったと発表している。
3カ月連続のマイナスだが、10月が6.4%減、11月が2.3%減と下げ止まりの兆しが見えていることが好感され、買い優勢となっている。
12月の客数は0.7%減、客単価も0.7%減。
全社ベースの売上高は5.4%増で、11月(4.8%増)から加速した。
また、株価が19年12月26日に付けた直近高値(3130円)に迫っていることも買いを後押ししているようだ。
国際帝石 (T:1605):1197.5円(+14.5円)買い優勢で逆行高。
原油相場の上昇が手掛かり材料とされている。
前日のNY原油相場は反落となったが、イランによるイラク米軍基地へのミサイル砲撃が伝わり、時間外取引で大幅に上昇する展開となっている。
前日に62.70ドルであった原油価格は、時間外取引で一時65ドルを上回る水準まで上昇している。
大規模衝突への発展の可能性もあり、先高思惑なども強まっているとみられる。
バイク王 (T:3377):234円(+33円)急騰。
前日に19年11月期業績予想の上方修正を発表している。
営業利益は従来予想の1.3億円から2.1億円にまで上方修正、ホールセールの利益率向上、売上全体に占めるリテール売上構成比の上昇などにより、収益性が一段と改善する形になったもよう。
10-11月の月次数値が伸び悩んでいたこともあって、大幅上方修正にはインパクトが強まっているようだ。
マクドナルド (T:2702):5200円(-70円)大幅に反落。
12月の既存店売上高が前年同月比2.1%増になったと発表している。
49カ月連続のプラスだが、伸び率は11月(2.7%増)から鈍化した。
客数は3.0%増(前月4.3%増)、客単価は0.9%減(同1.5%減)。
全店ベースの売上高は2.7%増(同3.1%増)。
12月は「グラコロ」をリニューアル販売したほか、「ビーフデミチーズグラコロ」を販売した。
また、チキンマックナゲット15ピースを30%割引で販売したとしている。
シェアリングT (T:3989):464円(-17円)大幅安。
不動産販売を手掛ける100%子会社の名泗コンサルタント(三重県四日市市)の全株式を譲渡することを目的として、名泗の代表取締役の牧野昌良氏と株式譲渡契約に関わる基本合意書を締結したと発表している。
譲渡株数は3万6000株で、譲渡価額は8.00億円。
20年9月期に関係会社株式売却損 約3.30億円を営業損失として計上する見込み。
株式売却損に加え、株価が75日移動平均線を下回ったことも嫌気されているようだ。
和田興産 (T:8931):881円(+26円)昨年来高値を更新。
20年2月期第3四半期累計(19年3-11月)の営業利益を前年同期比32.2%増の30.77億円と発表している。
分譲マンション販売で新規発売物件を中心に販売活動及び引渡計画の推進に注力したことが奏功し、利益が拡大した。
通期予想は前期比1.6%増の35.00億円で据え置いた。
進捗率は87.9%に達しており、会社計画を上回って着地するとの期待から買いが広がっている。
石川製 (T:6208):2573円(+500円)ストップ高。
イラクの米軍駐留基地がイランから十数発の弾道ミサイルの砲撃を受けたと伝わっている。
米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害に対するイラン側の報復措置とみられている。
大規模な軍事衝突に発展するリスクも高まる状況となり、地政学リスクを映して全体相場が大幅安となる中、同社などの防衛関連銘柄に買いが集中する形になっている。