■弱含み、ECB金融政策を巡る思惑でユーロ売り強まる先週のユーロ・ドルは弱含み。
欧州中央銀行(ECB)の金融政策は長期間据え置きとの見方が広がっており、ユーロ売りがやや強まる場面があった。
しかしながら、米国金利の先高観は後退しており、リスク回避のユーロ売り・米ドル買いはやや縮小した。
取引レンジ:1.1086ドル-1.1173ドル。
■底堅い値動きか、米中協議進展でユーロ売り抑制も今週のユーロ・ドルは底堅い値動きとなりそうだ。
1月23日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で、緩和的な金融政策が維持される公算だが、米中通商協議のさらなる進展への期待は持続している。
ユーロ圏の企業景況感がさらに悪化するとの見方は増えていないことから、目先的にリスク回避的なユーロ売り・米ドル買いは抑制される可能性がある。
予想レンジ:1.1020ドル−1.1220ドル■強含み、米ドル高・円安の相場展開の影響受ける先週のユーロ・円は強含みとなり、一時122円台後半まで買われた。
欧州中央銀行(ECB)の金融政策を巡る思惑でユーロ売り・円買いがやや強まる場面があったが、米ドル・円相場は円安方向に振れていることから、週末にかけてユーロは対円で強い動きを見せた。
取引レンジ:121円58銭−122円87銭。
■底堅い値動きか、ユーロ圏経済の急減速懸念は後退今週のユーロ・円は底堅い値動きとなりそうだ。
欧州中央銀行(ECB)は23日開催の理事会で、緩和的な金融政策を維持する見通しだが、ユーロ圏経済の急減速の懸念は後退している。
米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避のユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・24日:マークイット1月製造業PMI(12月:46.3)・24日:マークイット1月サービス業PMI(12月:52.8)予想レンジ:121円50銭−123円50銭