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注目銘柄ダイジェスト(前場):ブロメディア、富士通、アンリツなど

発行済 2020-01-31 12:07
更新済 2020-01-31 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):ブロメディア、富士通、アンリツなど

OLC (T:4661):14450円(+320円)反発。

前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は401億円で前年同期比10.6%減益、観測報道に沿った数値でサプライズはないが、新型ウイルスの影響も懸念されて直近で株価が調整していたことから、目先のあく抜け材料につながっているもよう。

また、4月からのチケット価格改定発表も好材料視されているようだ。

三井不動産 (T:8801)の保有株売却意向によるディスカウントTOB発表も、売出による需給悪化が避けられる意味でプラス視。

任天堂 (T:7974):40290円(-1980円)大幅続落。

前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1687億円で前年同期比6.4%増益、市場予想をやや下回る着地となった。

スイッチ販売台数、ソフト販売本数の計画引き上げで通期予想も2600億円から3000億円へ上方修正しているが、3100億円強のコンセンサス水準には未達となっている。

大きなサプライズもなく、上方修正が目先の出尽くし感へとつながる形になっている。

東エレク (T:8035):24495円(+545円)反発。

前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は647億円で前年同期比10.2%増益、市場予想を100億円近く上回る水準となった。

2020年の半導体前工程装置市場の見通しについても、具体的開示はなかったが、強気の見通しを示している。

ポジティブな決算ではあるが、受注非開示で一段の先行き期待にはつながりにくく、好決算期待も反映されていたとみられ、上げ幅は限定的にとどまっている。

富士通 (T:6702):11610円(+1240円)急騰。

前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は504億円となり、市場予想を200億円強上回っている。

通期予想も従来の1600億円から2000億円、前期比53.6%増益にまで上方修正、コンセンサスを150億円程度上回っている。

さらに、年間配当金予想160円から180円への増配、発行済み株式数の2.71%に当たる550万株、500億円を上限とする自社株買いも発表、大きく評価が高まる展開に。

テリロジー (T:3356):829円(+44円)大幅に反発。

イスラエルのTechSee Augmented Vision Ltd.のAR(拡張現実)とAI(人工知能)を活用した次世代のビジュアルカスタマーアシスタンス・ソリューションを本格的に販売すると発表している。

スマートフォンを通じて顧客の状況を共有し、ビジュアルガイドで迅速に解決できるという。

販売拡大に向け、カスタマーリレーションテレマーケティング(大阪市)およびMXモバイリング(東京都江東区)と提携した。

日本SHL (T:4327):2143円(+73円)大幅に反発。

20年9月期第1四半期(19年10-12月)の営業利益を前年同期比465.1%増の0.73億円と発表している。

総合適性Webテスト「GAB」の販売が好調だったほか、コンサルティングやトレーニングも堅調だった。

売上原価が減少したことも利益を押し上げた。

通期予想は前期比3.2%増の12.69億円で据え置いた。

進捗率は5.8%。

14日に付けた昨年来高値(2190円)に迫っていることも投資資金の流入につながっているようだ。

アンリツ (T:6754):2121円(+127円)大幅反発。

前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は46.8億円で前年同期比10.6%増益となり、通期予想は従来の115億円から155億円にまで上方修正している。

市場予想を30億円近く上回る水準である。

5G需要の本格化に伴い、計測事業の受注が大幅に伸長しているようだ。

米ザイリンクスの決算発表以降、足元の5G関連需要に対する不透明感も強まっていたが、こうした懸念を払しょくする決算と評価へ。

ブロメディア (T:4347):103円(+15円)大幅に反発。

20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)の営業利益を3.76億円(前年同期実績0.31億円)と発表している。

教育サービスで入学生徒数が過去最高となったことに加え、デジタルメディアサービスやクラウドゲームサービスが改善するなどし、利益が拡大した。

通期予想は前期比169.5%増の4.50億円で据え置いた。

進捗率は83.6%に達しており、上方修正への期待が広がっている。

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