40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

薬味多めで:次世代二次電池関連銘柄の中でも割安銘柄を徹底分析【FISCOソーシャルレポーター】

発行済 2020-02-07 11:15
更新済 2020-02-07 11:21
© Reuters.  薬味多めで:次世代二次電池関連銘柄の中でも割安銘柄を徹底分析【FISCOソーシャルレポーター】

以下は、フィスコソーシャルレポーターの薬味多めで氏(ブログ「個人投資家最前線」を運営)が執筆したコメントです。

フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----※2020年1月30日5時00分に執筆いつもお世話になっております。

薬味多めでです。

みなさんは、「リチウム空気電池」という名前を聞いたことはありますか?現在のリチウム電池よりも大容量で、次世代の二次電池として期待されており、2020年代にも実用化されると言われています。

■二次電池とは?充電する事で、繰り返し使うことができる電池のことを一般的に「二次電池」と呼びます。

身近なものであればスマホやノートPCのバッテリーや、充電式乾電池、ハイブリット自動車など様々な製品に使われている、いわゆる「バッテリー」と呼ばれるものだと思って貰えればわかりやすいと思います。

逆に、充電のできない使い捨ての電池は、「一次電池」と呼ばれます。

■次世代の二次電池本命・リチウム空気電池二次電池市場は将来的な成長が期待されています。

例えば、現在ハイブリット自動車や電気自動車に搭載されているリチウムイオン電池は容量不足との指摘もあり、今よりも大きなエネルギー密度を持つ二次電池の登場が待たれています。

今後の時代の新たなニーズに応えるべく、最先端の二次電池に関する開発や研究が盛んに行われています。

こうした中、リチウムイオン電池に代わる本命の二次電池として、「全固体電池」(液体を使わず固体で全要素が構成されているバッテリー)と共に注目したいのが「リチウム空気電池」です。

リチウム空気電池は、現在のリチウムイオン電池の重さやコストに比べ5分の1程度に抑えることが可能なことに加え、そのエネルギー密度は理論上、リチウムイオン電池の5倍~10倍へ拡大すると言われています。

それでは、今回はリチウム空気電池などの次世代二次電池関連銘柄の中でも割安水準にある銘柄をピックアップしてみたいと思います。

■割安水準にある注目の次世代二次電池関連銘柄今回銘柄をスクリーニングするにあたっては、「ミックス係数22.5ポイント以下」「配当利回り3%以上」という条件でピックアップしてみました。

※2019年1月29日の終値ベースで計算しています。

▽セントラル硝子 (T:4044)・ミックス係数:9.19・予想配当利回り(20.3期):3.05%・自己資本比率(20.3期2Q):55.3%・ROE(19.3期):4.6%・連結業績の推移とフリーCF(単位は百万円)決算期/売上高/営業利益/経常利益/当期純利益/フリーCF17.3/228,898/12,982/15,091/10,703/-4,11118.3/227,810/6,039/6,327/2,980/-3,42719.3/229,291/10,098/11,120/7,545/-1,664同社はガラス製品や化学製品を取り扱っています。

同社の電解液技術を活かし、米IBMなどとリチウム空気電池を含む次世代二次電池の共同開発を進めています。

20.3期の中間決算では、経常利益が通期計画に対する進捗率38.9%と厳しい状況でした。

過去3年フリーキャッシュフローがマイナスなのも気になるところです。

▽藤倉コンポジット (T:5121)・ミックス係数:8.78・予想配当利回り(20.3期):3.12%・自己資本比率(20.3期2Q):67.2%・ROE(19.3期):2.4%・連結業績の推移とフリーCF(単位は百万円)決算期/売上高/営業利益/経常利益/当期純利益/フリーCF17.3/31,667/1,944/1,759/1,197/-42618.3/33,958/2,169/2,233/1,591/41419.3/33,438/917/838/581/-4172019年4月に商号変更しています。

旧社名の「藤倉ゴム」と聞けばピンとくる方も少なくないかもしれません。

同社は非常用マグネシウム空気電池の「WattSatt」を製造·販売しています。

20.3期中間決算では、経常利益が通期計画に対する進捗率80.4%と好調な数字を発表しています。

▽バルカー (T:7995)・ミックス係数:19.45・配当予想利回り(20.3期):3.83%・自己資本比率(20.3期2Q):66.8%・ROE:12.4%・連結業績の推移とフリーCF(単位は百万円)決算期/売上高/営業利益/経常利益/当期純利益/フリーCF17.3/43,640/4,065/3,929/2,348/1,55318.3/47,592/5,374/5,466/3,833/2,70919.3/51,243/5,609/5,791/4,087/3,402工業用シール材大手の同社ですが、2014年には空気マグネシウム電池の発電能力を3倍に高められる正極材を開発したことで注目されました。

20.3期の中間決算では、経常利益が通期計画に対する進捗率53.8%とまずまずの数字でした。

ミックス係数はやや高いものの、他の項目では軒並み評価できる銘柄ではないかと思いました。

■次世代二次電池関連銘柄のまとめ3銘柄ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?次世代二次電池は、今後の我々の生活スタイルや環境対策を大きく進化させる可能性があるテクノロジーです。

今後もしっかりとウォッチしていこうと思います。

毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。

一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。

----執筆者名:薬味多めでブログ名:個人投資家最前線

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます