6日の米国長期債相場は大幅続伸。
米国内での新型肺炎の感染拡大を意識して安全逃避の債券買いは継続。
この日発表された2月米雇用統計は市場予想を上回る内容だったが、米国株式が大幅安で取引を開始したことから、安全逃避的な債券買いが優勢となった。
大半の市場関係者は、「3月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.50ポイントの追加利下げが行われる」と予想しており、米国の政策金利(FFレートの誘導目標水準)は年内に0.00-0.25%まで低下するとの見方が広がっている。
10年債利回りは一時0.657%近辺まで、30年債利回りは、一時1.185%近辺まで低下した。
短・中期のカーブはややスティープニング、中・長期のカーブはフラットニング気配。
2年−5年は10.20bp近辺、2年−10年は+26.30bp近辺で引けた。
2年債利回りは0.50%(前日比:-10bp)、10年債利回りは0.77%(同比:-14bp)、30年債利回りは1.29%(同比:-25bp)で取引を終えた。